TTC地下鉄車両内でE-バイクによる火事が発生 | カナダニュース報道局
2023年大晦日の午後3時、TTC Sheppard-Yonge駅に消防隊が駆けつけた。火事の原因は走行中の地下鉄の第一車両に持ち込まれていたE-バイク(通常のスポーツバイクに電動アシストユニットを取り付けた自転車)だった。E-バイクは最寄りの駅に持ち出され、利用者は避難し、駅は一旦閉鎖された。唯一のけが人はE-バイクの持ち主の30代の男性で、彼は手を大火傷し病院へ運ばれた。
トロント市消防局長によると破損したリチウムイオン電池が発火する事件は多発しており、2023年には55件、2022年には29件起きている。このような原因の火は燃え上がるのが早いため消火するのが難しいという。この事件以来X(旧ツイッター)ではE-バイクやE-スクーターは公共交通機関に持ち込むのは安全なのかどうかが議論されている。このような電池はパソコンやスマホにも使われるため簡単には規制できないであろうが、E-バイクによる火災は増加傾向にあるため特に注目されている。
乗り物内での火事は想像しただけでも怖いですが、地下鉄となるとより怖さが増します。怪我人が持ち主だけでラッキーだったと思います。環境に優しい自転車の利用者が多いトロントだからこそ慎重に安全性を確認する必要があると感じます。これからも自転車フレンドリーな街であって欲しいです。