不安が多い一年になりそう・・・!?|トロントの居酒屋風雲児【第48回】

 新年を迎えてあっという間に過ぎた1ヶ月、皆さんいかがお過ごしでしょうか?カナダでも日本のお正月のようにもう少しゆっくり過ごせたらと思う方も少なくなかったかと思いますが、今年も楽しい1年になるように皆さん頑張りましょう。しかし、新年そうそう物騒なニュースも多く、不安も多い1年になりそうです。

 先日、イランで起きた飛行機墜落事故では乗員176人全員が亡くなるという悲惨な事故でした。そのうちの63人がカナダ人で、またそのうちの一人が息子が通う学校の生徒だったという事もあり、決して遠くの国で起きた自分には関係のない事故とは思えませんでした。

カナダには21万人ものイラン系カナダ人が住んでいると言われ、私の住むノースヨークエリアにも多くの方が住んでいて、今回の事件でノースヨークエリアだけでも6名の方が亡くなりました。またカナダはイランの学生にとって人気の留学先ということもあり、冬休みで帰省していた学生が多かったと言われています。加えて、カナダとイランの間には直行便がなく、テヘラン発キーウ経由トロント行きの乗り継ぎは最も安いルートの一つで、特に人気の便だったということで多くのカナダ人が乗っていたようです。

イラン政府は今回の事件を人的ミスによって意図せずに墜落したと認めていますが、今後こういった残酷な事件が起こらなように、また子供たちがどこでも安心して生活できるように世界平和を切に願います。トルドーさんは大丈夫だと思いますが、隣の国のトランプさん、戦争なんて絶対にやめてくださいね!!

 また日本からは、昨年、飲食店の倒産が過去最高になること間違いなしと、飲食店で働く私たちをビビらせるようなニュースがありました。日本では、昨年10月から消費税率が10%に引き上げられ、それに伴い導入された軽減税率により、テイクアウトやデリバリーなどは消費税率が8%に据え置かれたのに対して、飲食店の店内で食事をすると消費税が10%になったことなども客離れの原因になったと言われています。

 倒産した業態別で見てみると、居酒屋やビヤホール、焼き鳥屋、もつ焼き屋などをメインにした『居酒屋・ビアホール』が一番多く、フランス・イタリア料理店などの『西洋料理店』が2位、次いで『中華・東洋料理』『喫茶店』と続いていました。特に1位の『居酒屋・ビアホール』の業態は2009年以降、11年連続で最も多い業態になってしまったようで、居酒屋を経営する私は色々と考えさせられてしまいます。

また一方で、天ぷら店、とんかつ店などの『日本料理店』は他の業態に比べて件数が少なく、寿司店、蕎麦・うどん店、料亭などと合わせて、和食に関しては倒産件数が少なかったようです。この要因として和食は新規参入が少なく、トレンドや消費者の思考に左右されにくいことが理由だと思われます。

 また『人手不足』が原因で倒産するケースも増えつつあり、これからさらに増加する可能性が大きいと言われています。さらに、今年から施行される予定の改定健康増進法により、飲食店などの屋内では原則禁煙になるなど、今年も日本の飲食店にとっては厳しい状況が続くと予想されています。それ以外にも人件費や食材費なども年々と高騰し、飲食店の問題は本当に山積みです。

 新年早々、少し暗い話題になってしまいましたが、2020年は私たちにとって、また皆さんにとっても素晴らしい1年になって欲しいと思います。暗いニュースはもうこれくらいにして、これからは明るいニュースで一杯の1年になって欲しいと思います。

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小笠原 克 Ogasawara Masaru

日本ではファッションブランドGapでアルバイトからマネージャーまで7年間勤務、新規店の立ち上げや日本売り上げNo.1店舗での管理職を経験し、2005年にワーキングホリデーでバンクーバーに渡加。ファッション業界からの転身となるが、調理師免許保持や両親の飲食関係の仕事の影響などもあり、大人気居酒屋Guuでワークビザを取得し男前店で副店長を務める。その後2009年トロントでのFC立ち上げ総責任者に任命されトロントへ。寒い冬でも毎日行列のできる大繁盛店となり、トロントの日本食パイオニアとなる。2014年にはKinkaFamily Inc.の副社長に就任し、居酒屋の他、ラーメン、寿司、焼き鳥などのブランドを管理、2015年10月末GuuとのFC契約終了とともに独立・起業。現在は世界で皆に愛される飲食店を開業できるようにと奮闘中。