依然売り手マーケットの状態。6月から7月と売却物件数が大きく減少しているが、その要因とは?|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート
出典: TREB ※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

2021年7月のTREB全域・全物件タイプの総取引数は9,390件で、昨年同月の1万1.033件からマイナス14.9%の下降となりました。予測はされていたことですが急騰するマーケットに買い手が少し休みに入ったこと、ロックダウンが終り行楽に時間を割く人が増えたこと、それら要因が合わさり例年の夏のスローダウンが起こっていると思われます。
新規リスティング数はマイナス30.7%、有効リスティング数はマイナス35.2%と売り手も減っていることが見てとれます。全物件タイプの平均価格は106万2,256ドルとなり、2020年7月の94万3,594ドルからプラス12.6%の上昇です。平均売却日数はマイナス20%と動きは若干速いですね。
【物件タイプ別の平均価格】

の順に並んでいます。
売り手マーケットの状態は保たれていますね。6月から7月と売りに出される物件数が大きく減少していますが、どのような要因がそうさせているのでしょうか?それには大きく2つが考えられます。
6月から7月と売却物件数が大きく減少した2つの要因
1つはロックダウン規制が外され旅行や遊びに出ることが可能になったため、長かったCOVID-19の反動から多くの物件オーナーが休暇モードの入っていることです。そういった人々の多くは9月に秋のマーケットでの売り出しを考えているでしょう。
もう1つの可能性は、住み替えを検討していたとしても、現住居を売らずに次の物件を探す層が増えているのでないかということです。不動産は安定したアセットとして過去20年以上の実績があり、住宅ローンの利子も低く抑えられている現在、もしも経済面で余裕のある消費者ならば、資産運用の視点からも1つの物件を保持したまま次の物件購入を狙う場合も珍しくはありません。





