2025年春以降からマーケットもほぼ回復基調になる予測|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット
住宅マーケット年別比較チャート
2024年11月のTREEB全域・全物件タイプの総取引数は5,875件となり、2023年同月の4,194件からプラス40.1%と大きく増加しました。上向きに見えますがピークの2021年11月は9000件近くを記録しており、それ以降は半数程度で推移していますので、まだまだ回復とは言えない状態ですね。
全物件タイプの平均価格は110万6,050ドルで、昨年同月の107万7,891ドルからプラス2.6%の上昇。新規リスティング数はプラス6.6%、有効リスティング数はプラス30.2%となっています。
平均売却日数は49日間で、昨年11月の39日間からプラス25.6%となっており、全体的な動きはゆったりとしたままです。マーケットの活発化は見られるものの、物件タイプやエリア、そして価格帯になどにより限定的かつ差がある状態と言って良いでしょう。
物件タイプ別に平均売却価格を見てみますと、
の順に並びました。
TOKO’s EYE
この数年は高いレートを避けて買い手も動きを止め待ち状態でしたが、最近の立て続けのレート切り下げにより多くの買い手が動き出しているのは間違いありません。つい先日もカナダ中銀は0.5と大きく切り下げを行いました。
切り下げは小規模ながらも段階的に2025年に継続して行われると見られ、2025年春以降くらいからはマーケットもほぼ回復基調になるとの予測もあります。今後のマーケットの動きに注目しましょう。