留学カウンセラーが説く留学の心得 Vol.10
夏のこの時期になると、現地につい最近渡航したばかりの皆さんや、現地生活を始めて1~2ヶ月ほどたってやっと現地の生活に慣れたといった感じの皆さんがよくオフィスにいらっしゃいます。こういった皆さんからも実に色々なご相談を受けるのですが、その中で最近なぜか増えてきたケースが、保険に加入しないで来てしまったのですが現地で割安のものに入れる方法はないか、というご相談なのです。本来、特にワーキングホリデーで渡航をされる場合には、必ず渡航時には保険加入済みであることが必要となっているのですが、そういったことを知らぬままたまたま入国審査でその確認をされることがなかったが為に、保険なしで現地に来てしまっている、という方がこれだけ多いのにはやや驚きです。
渡航編2:渡航する前に海外保険加入の重要さをしっかり確認して、必ず加入をしておきましょう!
確かに海外保険は決して安いものではなく、場合によっては留学費用の中でもかなりの負担になってしまう事もありますので、加入しなくてすむのであればそうしたい、と思う方も多いとは思います。ただ、まず先ほども触れたように、ワーキングホリデーで渡航される場合には、保険の加入は義務であることがしっかりとその要綱に明記されていますので、加入をしない人というのは本来参加資格がない事になるわけです。また現地で学校に行く際や仕事を始める際には、必ず保険に加入しておく必要があり、保険なしでは学校で授業やアクティビティーに参加する事も出来ませんし、仕事をする際には雇用主は必ず保険加入の有無を確認しなくてはいけません。そこで保険に加入していないことが分かると、加入するまで足踏み状態を余儀なくされる可能性があります。
この他にも、実際にあった例として、ワーキングホリデーでカナダに入国をしようとした際に、保険のことが一切頭になく未加入のままでカナダまで来てしまい、たまたま運悪く入国審査でオフィサーに保険の加入証明を問われ、入国拒否をされたという方もいらっしゃいます(その際はその場でオンラインで加入できる保険に慌てて加入されました)。また、ご持参されているクレジットカードに海外旅行保険が付帯されていて、とりあえずはそれがあるので大丈夫だと思って入国をしようとした際に、クレジットカードでの保険は通常渡航から90日間程度の有効期限しかないため、ワーホリビザの期限も3ヶ月程度に設定されて発行されてしまったというケースも実際にあったようです。そして勿論、実際に現地で生活をしていて、思ってもいなかったところで事故にあったり、怪我をしたり、病気にかかったり、盗難にあったりすることはしょっちゅうあります。何かことが起きたあとでは、遅すぎるわけです。実際に現地で保険にお世話になってしまう方は驚くほど多いのです。ただ、多くの方は自分は気をつけているから大丈夫だろうと思っていたり、高い保険に入りたくない、という考えでまさか自分が保険を必要とするとは考えてもいないようです。実際、現地で加入できる割安な医療保険もありますが、その加入さえ難しいくらい資金を一切用意していない方がいることにはただ唖然としてしまうばかりです。
逆に、一度でも海外旅行などで保険にお世話になった経験を持っている方は、その重要さを身をもって実感しているようで、必ず渡航前に保険加入をしていらっしゃいます。こういった判断が出来るかどうかもスマートな留学としての差が出てくる所かもしれませんね。
高林紘子
East-Westカナダ留学センタートロントオフィス日本マーケットマネジャー。
静岡県出身。2001年語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに入学。貿易とビジネスマネージメントを学び成績上位者Dean’ s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diplomaを取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経て永住権に至る。





