留学カウンセラーが説く留学の心得 Vol.17
現地で学校生活が始まり、普段から英語がメインの生活にも少しずつ慣れてくると、大半の日本人留学生の皆さんが口を揃えて言うのが、「ボキャブラリー不足が悩みです」ということです。段々と周りの人の言うことやテレビ、ラジオなどが聞き取れてきたり、会話の受け答えも少しずつ出来るようになってくると、ごく簡単な言葉は言えるのだけれどとっさに単語が口から出てこない状態や言いたい言葉の単語が分からないというような状況に陥ります。このため毎回多くの留学生から「ボキャブラリーを増やすには何をしたら一番よいですか?」というご質問を頂きます。
学校生活編2:単語帳やボキャブラリー本を読むのではなく、自分のボキャブラリー帳を作りましょう!

日本で英語を勉強している時などで、ボキャブラリー力をつけようとしたらまず一番最初に頭に浮かぶ勉強法が単語帳やボキャブラリーの本を入手して、それを繰り返して暗記する、という方法ではないでしょうか。 しかし、私は上記のような質問を頂いた時いつもアドバイスするのが、単語帳やボキャブラリー本を読んで覚えるのではなく、自分オリジナルのボキャブラリー帳を作りましょう、ということです。これはどういうことかといいますと、現地にいれば勿論学校で学ぶボキャブラリーも沢山ありますので、まずその日に習った単語は必ずその日のうちに覚えるのは基本です。それ以外にも実際に街を歩いていたりTTCに乗っていたりレストランやカフェなどで目にしたり耳にしたりする単語や表現があると思います。街で手に入るMetroなどのフリーペーパーを読む機会もあるでしょうし、TVやラジオなどとにかく生の英語がそこら中に溢れているわけです。つまりは、身の回りがどれも「実践英語」といえるのです。こういった中でふと「あれ、この単語ってどんな意味だろうな?」と何気なく感じたり普段から良く目にする単語で気になっているものがあったりすると思います。そう感じた時に直ぐにその単語をメモに取ったりして調べます。これを、自分のノートに書き写し、その下などにその単語を使って“自分オリジナルの”例文を考えて書いておくのです。こうすることによって、その単語は意識に残りやすく、また自分オリジナルの例文(自分の身近な物事や人の名前などを使って自分で作った例文)を作ることにより、その単語を関連つけて覚えやすくなります。これを毎回続けていき、そうやって記帳して来たボキャブラリーを時々見返してみたら、実際にどれだけの単語が自分に身についたか目に見えるものが残るわけです。
また何か自分が興味のあるトピックについてネット上の記事やブログ、新聞などで積極的に読んでみて、その過程で分からない単語があったら、まずは調べずにその意味を何となく予想しながらチェックしてみる、あとから英英辞典(意味を調べる際には英英辞典が基本!)で意味を調べたらその単語を自分のボキャブラリー帳に書き写し、自分オリジナルの例文を作る(挿絵や写真などを添えてもよいですね)。この習慣をつけていくと、最初は実感がわかなくても、単語帳やボキャブラリー本をめくって暗記よりも自然に頭に入って行きやすいのです。次に同じ単語を見たら、もう意味もほぼ調べる必要がないと思います。そもそも身の周りはいわゆる「生の英語」だらけなのですから、そういった環境から吸収していくのが一番効果的な英語力上達法なのです。
自分オリジナルのボキャブラリー帳は、その冊数が増えれば増えるほど、自分の宝物になるといえるでしょう。
East-West カナダ留学センタートロント社代表
大学卒業後2001年に語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに進学。 成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diploma取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経たのち永住権取得。カウンセリングした留学生は延べ1千人以上にも及ぶ。






