H.I.Sオススメ オトナの旅。カナディアンロッキー
雄大な山々と神秘的な美しさの大小さまざまな湖のあるカナディアンロッキー。
カナディアンロッキー山脈自然公園群は4つの国立公園からなる。
バンフ国立公園、ジャスパー国立公園、ヨーホー国立公園、クートニー国立公園と3つの州立公園から構成される。1985年にはユネスコの世界自然遺産に登録された面積は日本の本州に匹敵する大きさである。
観光拠点は南のゲートの街バンフ、北のジャスパー、その間のレイクルイーズがある。絶対押さえておきたい2大ハイライトは神秘的な美しさのレイクルイーズと北半球最大規模の大氷原のコロンビア大氷原は押さえておきたい。
今から1億2000年前、海底から隆起して立ち上がったロッキーの山々。その後数度に渡る氷河期によって隆起した山々は分厚い氷で覆われてしまう。最後の氷河期が終わりを告げたのが今から1万1000年前。標高が高い山々から重く巨大な氷河が周囲の谷あいにゆっくりと流れ落ち、氷河の移動で外観を変えていった。そして、現在のロッキーがほぼ完成。標高が高い渓谷の上に流れ落ちる支流の数々、河口はやがて、名所となる滝や渓谷になり、山々の氷河から溶け出した水は多くの氷河湖を作りあげ、まさに長い年月で作り上げた地球の芸術である。
数世紀を経て形成された白銀の世界コロンビア大氷原。氷の厚さは最大で350m氷原の面積は325㎡。夏とはいえかなり寒い。2014年5年に新アトラクション「グレイシャースカイウォーク」がオープン。全長500mの案内通路とその先に伸びた約30mの強化ガラス製の展望プラットホーム。サンワプタ渓谷から高さ280メートル上空に張り出した展望プラットフォームから眼下の渓谷と目の前に広がるカナディアン・ロッキーが一望でき、スリルと感動の両方を味わうことができる。
「ロッキーの宝石」称されるレイクルイーズ。エメラルドグリーンの湖。分単位で色が変わっているように驚かれるだろう。いくつもの散歩コースがあり、是非、お城のようなホテルフェアモントシャトーレイクルイーズに泊まり、ホテルお部屋から湖を眺め、ティータイム、ハイキングをし、日常から離れてみては。
様々な見所があるカナディアンロッキー。カナダでは横綱級の観光名所。ここは長い年月でゆっくりと自然が作った芸術の賜物。しかし、地球の温暖化により氷河の融解は加速しているという。