H.I.Sオススメ オトナの旅。ビクトリア
バンクーバー島の南端に位置するビクトリアはブリティッシュ・コロンビア州の政治、経済の中心として州都に指定されている。
ビクトリアの歴史は1849年にイギリス領の植民地となり、時のイギリスの女王の名を取り、「ビクトリア」と名付けられた。長きに渡り、イギリスの統治下におかれたビクトリアは今もアフタヌーンティーやガーデニングなど英国風。春から夏にかけて街中が花であふれる、温暖で気候に恵まれた街として、訪れる人々を魅了している。
ビクトリアの旅はまずここ、インナー・ハーバーからスタート。穏やかな港沿いに遊歩道が延び、その周りに州議事堂などの見どころが並ぶ。遊歩道には、小さなギフトショップやアーティストのお店などが軒を連ねる。港を行き交うかわいらしい渡し船、カラフルな花々のハンギングバスケットなども、この街を彩るアクセントになる。
インナー・ハーバーからは水辺の美しい風景をたっぷり堪能しながらの散策。インナー・ハーバーの正面に立つフェアモント・エンプレス。英国様式美を感じさせられる優雅な外観は、ロビーやラウンジでアフタヌーンティーを堪能できる。
州議事堂。内部のステンドグラスを多用した豪華な装飾、中央部吹き抜けの天井画は見応えがあり、さらに夜のイルミネーションは感銘を受ける。
車で40分ぐらい行ったところに、ビクトリアを代表する観光スポット、ブッチャートガーデンがある。20世紀初頭にセメント会社夫人ジェニーが庭園にしたのが始まり。さまざな庭園がそれぞれゆったりと広がり、四季折々の花を咲かせる。
折角であればブッチャート家の邸宅を改装したダイニングルームで庭園を眺めつつアフタヌーンティーが楽しめるので是非。
春は一面チューリップ、スイセン、ヒヤシンスなど、さらにはモクレン、桜なども見所。夏は、まさにローズガーデン。もちろんダリアやベニゴアなど、夏の色鮮やかなガーデンを昼に堪能し、夕暮れからのライトアップも素敵。秋は、まさに紅葉。中でも日本庭園は、鳥居もおかれ、色鮮やかなカエデに囲まれ、日本にいるような雰囲気が堪能できる。冬は、お花がないのでは?という懸念も吹き飛ばし、クリスマスシーズンのクリスマスイルミネーションは、何万個ものライトやデコレーション、聖歌隊による生演奏もあり、冬でさえ満喫できる。
温暖な気候とお花と英国が融合したビクトリア。全ての四季に行ってみてはいかがですか?