英語力が一気に伸びるコツ|カナダ留学にきっと役立つめるもの英語〜カナダ留学編8〜
そろそろ英語力が一気に伸びるコツを教えてくださいよ
おっちゃん第3回・4回で、アウトプットが大事やでぇ、言うたん覚えてとるか?え?忘れてもーた?しゃーないやっちゃのぅ。頭で考えすぎんとインプット、アウトプットをバランスようやれよーて言うとったはずやねんな。ほんで、第6・7回はボキャブラリーの話やった。これ何が言いたいかっちゅーと今回、第8回はインプットの話なんや。
カナダやと、デビットカードをよう使うやろ。あれで考えたらよう分かる。人間、インプット(預金)以上のアウトプット(出金)はできへんのや。分かりやすいところで言うともちろん単語や。日本語で使い方が分からん単語を、英語に変えたところで文章で使えるわけがない。流行語にもなった「忖度」なんかもせやろ。おっちゃんたぶん日本語で使うたことないし、これからも一生使わんわ。(※ちなみに、件の記者会見で、通訳の人らが一生懸命「忖度」の定義を説明しとるのはなかなかおもろいど、時間があったら調べてみぃ。英語にも、read between lines ちゅうて、空気を読む、に近い表現もあるんやど)。
単語をコツコツ覚えていくんは、小銭貯金に近いわな。ただ、さぁ、でかい買い物しよう、思た時にいざ開けてみても1円や10円ばっかりじゃ役に立たん。だから、カジュアルに口をついて出る英語(I’m gonna〜. / I’m just wondering if〜. / Do you want me to〜? )をいっぱい貯めこんどくと会話で便利やろ。I don’t know what that means / when he comes / how long it’s gonna takeみたいな、間接疑問文は肯定文の語順になるど、っちゅう文法ルールを1つ知っとったら、言えることも増えるわな。イディオムが500円、文法がお札みたいなもんやな。そういう英語知識を、自分の英語通帳の中に貯めて行くんや。
ただ、英語通帳の残高は、リアルタイムでは分からんのと、しばらく放っておくと利子はつかんと、なくなる(忘れる)んやなぁ。難儀なこっちゃで。逆に、使ったら(アウトプット)なくなるんやのうて、投資に近いんや。きちんと復習すると、付随して新しい単語や表現を覚えたりして、残高がばこーんと増えたりもするんやな。第5回で言うた英語のテストが、カンタンに言うたらその残高照会みたいなもんやわなぁ。思たよりあるやんか、あれぇもうちょっと持ってる思たのになぁ、あかん目標より足らん、て確認する機会になるんやな。目標はどこに置きまっか、って話が第1回や。
ほんで、インプットの方法は第2回・3回の時にやな、自分のインテリジェンスタイプに合った方法で、あんまり細かいこと(アクセントやら発音やら)に気を取られ過ぎずちゅうて、おっちゃん話したな。とにかく、貯める、使う、使って戻すを繰り返して残高(使える英語力)を増やしていくちゅーわけや。英語力上達のコツはやな、「きちんと使う」っちゅーことや。タンス(脳内)預金しとったらあかんのや。
でな、それを言い出したらやな、日本語(自国通貨)を持ってへんのに、英語(外国通貨)に交換することはでけへんやろ。だから、「ない袖は振れない」も1つのコツやな。おっちゃんもそやけど、英語の方が表現が直接的やから英語の方が上手に言えるとか、英語になったらちょっと自分の性格が変わるみたいで言いやすい、とかってことはあるど。でもな、うまいこと言えんなぁ、できひんなぁ、課題やなぁ、と思うた時、「これ、日本語でもできまっかー?(やりたいでっかー?)」って考える。これ、大事やど。やりがちなんが、アウトプットのハードルを上げ過ぎてしまったり、日本語でもやったことないのに急にやろうとすることや。お姉ちゃん口説くんもそやし、クレームつける、本を読む、プレゼンする、文章を書く・・・。ビジネス英語を身に付けたい!よし、明日から英語でニュースを聞こう、新聞を読もう、そして、プレゼン資料を英語で作ろう!全部、日本語ではやったことないけど。は無理やで。
最後に、「下手な博打は打つな」やな。英語が話せるようになりたいからカナダ人の彼氏/彼女作ろう。10日で話せるようになるって教材にお金払おう。取るものもとりあえず海外行ってみよう。こら博打やで。
今月のおっちゃんの格言
一足飛びに達成できることなんかあらへん。きよし師匠やないけど、小さなことからコツコツと、や。リターンに見合った投資を考えるこっちゃ。
海野 芽瑠萌(Merumo Unno Thorpe)
グローバル人材の育成、コミュニティ貢献を理念とした留学エージェントBRAND NEW WAYのカナダ統括ディレクターとして、留学生・ワーキンホリデー・進学生の現地サポートを行う。コミュニケーションツールとしての英語の定着と、その活用を目的とした語学留学の提供を目指す。