マイゴルフ~ゴルフのすすめ~第16回
第16回 バンカーショット練習のアドバイス (グリーンサイド・ガードバンカーの場合)その2
1 硬い砂地、湿った砂地では、フェースをオープンにし過ぎるとバンスが砂地に入り込まないでヘッドが滑ってエッジがボールに当たってトップする可能性があり ます。その場合は、フェースを余り開かずボール1個分手前にリーディングエッジを落としてV字型(鋭角)に振ります。ヘッドを開かないので、体も余り開き ません。ボール位置も通常のバンカーショットに比べて中央寄りになります。スイングスピードはゆっくり振ってください、速く振りすぎると飛びすぎる結果に なります。
2 柔らかい砂地では、アドレスで体も沈むのでクラブを短く握り、フェースを思いっきってオープンに構えて、ボールの下の砂を飛ばす積りでU字型にスイングし ます。体も通常のバンカーショットよりもオープンに構えます。ボール位置は左足踵辺りです。スイングスピードは通常のバンカーショットよりも早く振りま す。ゆっくり振ると砂の抵抗でフォロースルーが取れなくなり、砂が爆発してくれません。
3 あごが高いバンカーショットには、58°60°のロブウエッジをお勧めします。
①フェースを砂地と平行になるくらい開く。
②テイクバックはコッキングを使ってボールの真上に上げる。
③ダウンスイング、フォロースルーもコッキングを使って素早くアウトサイド・インに振り抜く。
④トップはできるだけ高く、インパクト後はフィニッシュを高くして、体重を右足に乗せる。(総称「明治の大砲」のフィニッシュになればOKです。)
⑤スイング軌道はV字軌道になる。
4 目玉のバンカーショット(目玉の状況に合った構え方、打ち方を練習しましょう。)
①ボールが1/3程度埋まっている浅い目玉(半目玉)
この場合は、SWのバンスを使えるので、フェースを開いて構えます。
通常のバンカーショットよりもボールに近い所、ボール1個分くらい手前の所にヘッドを入れるようにします。バンスからヘッドが下りれば、ボールが多少埋まっていてもその下にヘッドを滑り込ませ砂の爆発力を利用して脱出できます。
②ドーナツ状の目玉
柔らかい砂のバンカーでボールがバンカーに落ちて少し転がると、ドーナツ状の目玉になります。この場合は、バンスを使う事ができません。フェースを開かず に構えます。ボールがドーナツの外側よりも低い位置にあるので、ボールのすぐ後ろにヘッドを下ろそうとすると、ボールを直接打ってしまう危 険がありま す。トップしてホームランになってしまいます。そこで、ドーナツ状の砂の一番外側の縁にヘッ ドを入れるようにします。上から打ち込むので、ドーナツ状 の砂の全体を一気に爆発させてボールを脱出させます。インパクトでスイングを止めずに、低く長いフォロースルーをとることが大切です。
③ボールの全体がほぼ埋まっている場合の目玉(完全な目玉)
この場合もバンスは使えません。砂の中に埋まっているボールを打つ訳ですから普通に打ってもボールは出ません。先ず体の重心をボールの上に置いて構えま す。フェースを被せてハンドファーストの姿勢でアドレスします。この場合は、ドーナツ状の目玉以上にヘッドを深く潜り込ませなければなりません。重心を動 かないように、被せたクラブヘッドを真上から少し強めにドンと叩き下ろすと言うイメージで打ちます。やはり、フォローではスピードを緩めないで振り切る事 が大切です。この状態からではバンカーから脱出させるだけで精一杯です。ピンに地近づけようとするよりも、バンカーから脱出するのに一番短い場所を見つけ て、その方向に打ちます。欲張って「一か八か」とばかりに10ヤード以上飛ばそうとするのは、愚の骨頂です。
次回は、30ヤード以上のバンカーショット、フェアウエイ・バンカーショットについて解説します。
カナダ・ゴルフ・ティーチングプロ 藤井 勇
ゴルフ暦:38年 オンタリオ公式ハンディキャップ:7
2006 年9月25日にオンタリオ州クロスウインズ・ゴルフクラブで行われた2006年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに初挑戦し、スーパーシ ニア部で初優勝。2007年10月にラスベガスで開催されたゴルフティチャーズ・ワールドカップにカナダ代表として初出場、スーパーシニア部門で4位入 賞。2009年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに再挑戦し、スーパーシニア部門で度目の優勝を飾った。







