【第3回】野菜&フルーツの本 | トロントの本屋さん
食欲の秋、今夜は松茸ご飯で秋の気分をしっかり噛み締めましたが、10月号のTORJAは野菜・果物特集ということで、わたくし玉井にお鉢が回ってきました。誰かさんが「野菜の特集なら草食のヤツだろう」、、、と言ったらしく、久々にTORJAに書かせていただくことになりました。(私のことをご存知の方は「あ~、なるほど」とおっしゃると思いますが、先に断っておくと私は「草食」ではなく「菜食」なのでお間違えのないように。どうでもいい情報)
まずは我々OCS CANADAがJ-Townで本屋をはじめた1年前から、私がお世話になっている方の紹介です。週末にJ-Townの駐車場から入ったところで野菜を売っているゴルフ好きのダンディな齋藤さん。本人曰く気まぐれですが、寒くなるまではナイアガラ半島からほぼ毎週土曜日(たまに日曜日)にやってきて、新鮮な野菜や果物を売っています。特にご自慢のカボチャは甘くて美味。土曜日に本屋に来ると優しい齋藤さんに会えて、日本の野菜や果物と出会えるという幸せな特典付き。(注:早くお帰りになる日もあります) J-Townにいらしたことのない方や平日しかお見えになったことのない方は、ぜひ土曜日にもJ-Townへ足を運んでみてください。
さて、ただでさえ記事の提出が遅いのに、本屋らしい記事を書かないと編集長のお怒りを買いそうなので、そろそろ本の紹介をします。
ライフ・イズ・ベジタブル
高島宏平/著
出版社:日本経済新聞出版社
タイトルがまさに今月のTORJAのテーマにぴったり!でもこれ、思いっきりビジネス書です。インターネット黎明期に学生ベンチャーとして積極的にネットビジネスに取り組んでいった著者の高島氏が、卒業就職してしばらくしてから起業し注目したのは野菜の流通経路。野菜とインターネット。今でこそ日本では野菜のオンラインショッピングも浸透してきているようですが、まだ「インターネットって何?」という人のほうが多い時代、伝統的な「農」の流通システムが残る中で、筆者が立ち上げたショッピングサイト「Oisix(おいしっくす)」。美味しくて安全な野菜と利用者の利便性にこだわって「農」の伝統に風穴を開けた。起業の苦労話から新商品のアイディアまで、筆者の熱意が詰まった1冊です。
続いてはマンガ。おなじみ島耕作シリーズで2013年8月から連載が始まった「会長 島耕作」。
会長 島耕作 ①~⑤ (モーニングにて連載中)
弘兼憲史/著
出版社:講談社
あの島耕作がついに会長に。会長に就任した島は、日本の食料自給率と国内の雇用を確保するために農業問題に取り組む。戦後、55年体制と高度成長期の中で築かれた日本の構造的な農業に関する問題を解決すべく奔走する島。国のバックアップのもとで先進的な農業を推し進めているオランダの事例や、農協と農家と作物の流通について取り上げ、さらに日本の食についても考えさせられるシリーズ。課長時代から島耕作を知っている方にも、これから島耕作を追いかけたい方にもお勧めです。ところで「耕作」って名前、農業に関係あるのかな?
「おいおい、ダンディを3人続けて紹介し、ビジネス書とビジネス漫画で野菜特集を乗り切る気か?」 と編集長に思われる前に、ここらで野菜そのものに関する雑誌を紹介します。
やさい畑(隔月刊)
出版社:家の光
日本を離れて久しい方にはなじみが薄い雑誌かもしれませんが、そのタイトルの通り野菜畑についての雑誌。「育てる」「食べる」「健康」「自然と遊ぶ」の4つのキーコンセプトで2002年の創刊以来、家庭菜園を通じて「自然と暮らす豊かなライフスタイル」を提案し続けている。ちょっとした家庭菜園をしている在カナダの日本人や日系人家庭は多いように思えます。何からはじめたらいいのだろうと考えている方や、今育てているものにひとひねり加えてみたいと考えている方は一読の価値ありです。
定番を紹介して編集長に「ヒネリがない」と言われる覚悟をしつつ…最後は定番の料理雑誌。野菜の名前が入った雑誌と言ってまず思い浮かぶのは、これというかたも多いのではないでしょうか?
レタスクラブ(月2回刊)
出版社:KADOKAWA
今年で26年を迎えたこの雑誌は、多くの方に料理のレシピに留まらず、節約術や生活の知恵を提供してきました。毎年
10月後半発売の号についてくるSNOOPYカレンダーが特に人気。つまり定期購読を始めるなら今が買いってことです!
と言うことで、勝手にTORJAの特集にちなんで、OCS JAPANESE BOOKSTOREではレタスクラブの定期購読キャンペーンを実施します♪♪♪
10月中に「TORJAで見た!」と言ってレタスクラブの1年定期購読を申し込むと、レタスクラブ・ムックの使いきりシリーズを1冊プレゼントします。(つまりTORJA読者限定ですよ、編集長!!)お申し込み・お問い合わせは当店までお願いします。10月発売のレタスクラブは特に人気があるので、商品がなくならないうちに、お早めにお申し込みください!!!
ということで、「松茸の秋⇒OCS CANADA」もちろんですが、やっぱり「読書の秋⇒OCS CANADA」。J-Townにお越しの際は、ぜひOCS JAPANESE BOOKSTOREにもお立ち寄り下さいね。
OCS Japanese Book Store
3160 Steeles Ave E(J-town内)
905-415-0611
Email: books-toronto@ocscanada.ca