世界女酒場放浪記 #13
日本酒利酒師 松本真梨子が行く世界女酒場放浪記
第13回 必見!世界の“乾杯”の意味を一挙大公開!【後編】

新年明けましておめでとうございます。トロントの年越しはいかがでしたか?本年度はチリで年を越しました。夏の年越し…なんだか変な感じでしたよ!『世界おんな酒場放浪記』sekaionnasakaba.ciao.jp
さて、前回に引き続き、世界の乾杯についての豆知識をご紹介したいと思います。世界の乾杯の基本の意味はヨーロッパの乾杯が起源とされております。由来は色々ありますが、中世ヨーロッパで酒宴で毒殺が横行していたためお互いの杯を飲み干した、強い衝撃で毒が入っていないことを証明、悪魔祓いでグラスをぶつける、などが主とされています。現在では、健康や繁栄を祝すものにかわりました。
語源から見ると、フランス語の乾杯「Sante!(サンテ)」やスペイン語の乾杯「Salud!(サルー)」、イタリア語の乾杯「Salute!(サルーテ)」、ポーランド語の「Na zdrowie!(ナ ズドローヴィエ)」は「健康」という意味です。ドイツ語の「Prost!(プロースト)」はもともとラテン語で「利益がありますように」という意味。面白いところだと、スウェーデン語の「Skål!(スコール)」はボウルやお椀という意味です。
それでは各国の乾杯の仕方の一部をご紹介します。
ドイツ「Prost!(プロースト)」
飲む前にお互いのグラスを当て合い、グラスにビールを注ぎます。その後アイコンタクトをしながら、「Prost!(プロ―スト)」と言って乾杯します。相手のビールが自分のグラスに入るくらい豪快にグラスをぶつけるのが習慣です。アイコンタクトをするのも、お酒に毒が入っていないことを示すからだとか?!
ハンガリー「Egészségedre!(エゲーシェーゲドレ)」
まず自分のグラスにビールを注ぎます。次がポイント!ハンガリーでは絶対に相手のグラスに自分のグラスを当ててはいけません。当てることは相手に対しての攻撃の意味になります。掲げて「Egészségedre!(エゲーシェーゲドレ)」と言って乾杯しましょうね。
ブラジル「Saude!(サウージ)」
キンキンに冷えた大瓶を注文して小さなグラスで分け合うのがブラジル。日本と似ていますね。ブラジルでは1本のビールを皆で飲むことが楽しみにつながる、という理由です。グラスを合わせて「Saude!(サウージ)」と叫びましょう。ブラジリアンパーティの始まりです。
中国「干杯(カンペイ)」
個人で注いでも相手のグラスに注いであげてもどちらでもかまいません。しかしグラスを当てる時は必ずホストよりグラスを高くしてはいけません。乾杯時に目上の人に敬意を示すのは日本も同じですね。掛け声は日本の乾杯に似ており「干杯(カンペイ)」です。
人種のるつぼといわれるトロントだからこそ、色々な国の人々と乾杯する機会が多いはず。
2016年も皆様に多くの幸せが溢れますように…乾杯!!!





