この秋のマーケットも価格は上向き プレッシャーに後押しされている様子|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート
出典: TREB ※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

2021年9月のTREB全域・全物件タイプの総取引数は9,046件で、2020年同月の1万1,033件からマイナス18.0%の減少となっています。新規リスティング数はマイナス34%、有効リスティング数もマイナス49.4%とリスティング在庫が大きく減っています。しかし、全物件タイプの平均価格は113万6,280ドルと昨年9月の96万613ドルからプラス18.3%の上昇です。
平均売却日数はマイナス13.6%でした。この秋のマーケットは売り出し物件数が少なく取引数が抑えられている感がありますが、それゆえ価格は上向きプレッシャーに後押しされている様子です。物件供給不足は古くて新しい問題ですが、人口の急増加に住宅建設のスピードが追い付かない構図に簡単な解決策は見られず、この状態はまだ続くと予想されています。
【物件タイプ別の平均価格】

の順に並んでいます。
バランスはまだまだ売り手マーケットに傾いていますね。
昨年比での価格上昇は相変わらずですね。オタワのシンクタンクSmart Prosperity Institureの報告によると、現在オンタリオでは年平均7万戸の住居が建設されていますが、人口増加にマッチしこれ以上の不動産高騰を抑えるには少なくとも年平均10万戸を建設する必要があるとされています。
オンタリオでは2031年には人口がさらに230万人増加すると予測され、その半数近くはトロントとその周辺に集中すると思われます。特に人口分布の20~30代の割合を見ると、家族向けの住居(子育てスペースのある)の増加は急務であり、達成出来ない場合にはさらなる人口がトロントそしてオンタリオから離れて行く可能性もあります。
それはトロントとオンタリオにとって経済・社会を支えるための必要な労働力と才能の流出であり、長期的には致命的な問題となる可能性が高いです。





