多様性に富んだ街トロント。今冬食べてもらいたいスープ・鍋|特集 トロント冬の醍醐味「外遊び」と「食」
外食のスタイルも変わりつつあるポスト・コロナ時代。それでもレストランで食べる料理はどこか魅力的だ。本当はお店でぜひ食べてもらいたいトロントらしい多様性にあふれた今年オススメのスープ・鍋料理を集めてみた。ほとんどがテイクアウト・デリバリーも受け付けているのでぜひご賞味あれ。
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Meat Point
多彩な食文化を楽しめるトロントにおいても少し珍しい、トルコ料理専門店の「ミート・ポイント」。ここで味わえるのは、「鍋」いっぱいに入ったケバブの盛り合わせ。香辛料たっぷりのケバブは寒い季節にぴったりだ。肉が入った鍋もインパクト抜群。味だけではなく、雰囲気も楽しむことが出来る、イートインの醍醐味なのではないか。また、肉をはじめ具材がたっぷり入ったトルコの伝統料理「パカスープ」もこの季節にもってこいの一品。イートインのみならず、デリバリーでも楽しめるそうなので、場所を選ばないのも嬉しい。
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Canoe
トロントでも有数の「おしゃれレストラン」として知られる、カヌー。ファイナンシャル・ディストリクトの中心の54階に位置するカヌーで頂ける、冬にぴったりのスープは「オニオンスープ」だ。新型コロナの感染拡大を受け、11月中旬現在は店内での飲食を中止しているものの、ここのオニオンスープはテイクアウトでも楽しめる。およそ100ドルと、テイクアウトにしては少々お高めではあるものの、トロント屈指の高級レストランの食事を家で楽しめるのが嬉しい。メニューは随時更新されているため、注文する際にはホームページを確認することをオススメする。
3
Roadside Picnic
串と鍋のコラボ、というありそうでなかった料理を提供している、ロードサイド・ピクニック。名前とは裏腹に、主に中華鍋の専門店だ。写真からもわかる通り、串の種類も豊富。レンコンやアスパラなどの野菜から、ソーセージや牛肉、さらにはエビなど、串と鍋のいいとこ取りをしたようなバラエティが楽しめる。辛さも自分好みに調節することが可能だそうだ。鍋を楽しむのはイートイン限定となってしまうものの、麺やスープなどの小さい丼はデリバリーを注文することが出来る。
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Tasty Pot
「一人鍋」を楽しめるスポットとして話題の「Tasty Pot」。アメリカ各地で店舗を展開していて、カナダ初の店舗としてリッチモンド・ヒルに上陸して以来、多くの人気を集めている。ぐつぐつした鍋を見ると、今にもいい匂いがしてきそうだ。ここで楽しめる鍋はなんと12種類にも及ぶ。定番のものから、臭豆腐入り鍋やカレー鍋、さらにはキムチ鍋なども選ぶことが可能。どれも具沢山で、野菜・肉・魚をバランスよく食べられるのが嬉しい。これらの鍋は全てデリバリーで楽しむことが可能だ。
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Ye Skewers Hot Pot
写真のモクモクとした湯気からもわかる、寒い冬にぴったりの鍋。スカボローに店舗を構える「イェ・スキュワーズ・ホット・ポット」は、四川風の鍋に少しひねりを加え、幅広い具材が串に刺さっている。中には肉巻きの梨やパイナップルなどの変わり種も。特に「だし」にこだわっているらしく、中には作るのに八時間から十時間かかるものもあるのだとか。種類は少ないものの、デリバリーを注文することも可能。串に刺さった具材と「だし」を頼めば、家にいながらユニークな「串鍋」を楽しめる。
6
Tomyum Thai Hotpot
トロントに今年、新たに登場した「トムヤム鍋」の専門店。ヤング・ストリートとカレッジ・ストリートの交差点近くを少し入ったところに店舗を構える。店はその名も「トム・ヤム・タイ・ホットポット」。見た目はお馴染みの火鍋のよう。しかし、中に入っている「だし」は、酸っぱ辛い「トムヤム」やココナッツをベースとした「トムカー」など、普段の火鍋とは一味違う。タイ風の鍋という、今までありそうでなかった組み合わせ。具材も魚介類が特に豊富なので、タイ料理好きには是非一度試して欲しい一品だ。
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Xiaolongkan Hot Pot
これぞ火鍋!と言いたくなる光景。火鍋独特の「仕切り付き」の鍋にスープがぐつぐつ煮えたぎるのを見ると、トロントの極寒の中だからこそ食べに行きたくなってしまうのではないか。具材も多種類に及ぶ。肉と野菜はもちろん、写真からも分かるように、少し特殊な内臓系の具材も選ぶことが可能。スープの辛さも三段階から選ぶことができ、細部まで自分好みにカスタマイズ出来るのが嬉しい。テイクアウトも可能。スープを二種類選んだ上で、具材も牛肉から海鮮まで含まれる。
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BlueBlood Steakhouse
カサ・ロマの敷地内にある「ブルーブラッド・ステーキハウス」。ここではバラエティ豊かなスープやシチューを思う存分楽しむことが可能だ。また、テラスも開放しているため、「密」を避けながらオシャレなディナーを嗜むことができる。メニューの中で「鍋」で楽しめるものといえば、トリュフが入ったグラタンやロブスターが入ったマカロニチーズなど、少し背伸びした気分を味わえる身近な料理ばかり。また、店内で飲食せずともテイクアウトで楽しむことも可能。食べると思わず笑顔になってしまうこと間違いなし!
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Maison Selby
トロントでも人気のフレンチビストロ「メゾン・セルビー」。ここで楽しめる、冬にぴったりの「スープ」は言うまでもなく「フレンチオニオンスープ」だ。中にはクルトンも隠れている、見た目も食感も楽しい一品だ。とろとろのチーズと熱々のスープを頬張ると、心も暖まること間違いなし!このフレンチオニオンスープは、blogTOの「トロントのフレンチオニオンスープトップ10」にも選出された、間違いない逸品。嬉しいことに、テイクアウトとデリバリーの両方でも楽しむことが可能だ。
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Maha’s Fine Egyptian Cuisine
トロントの中でも特に人気のエジプト料理店として知られているこのお店で頂けるのは、「レンズ豆のスープ(レンティル・スープ)」。メニュー曰く「受賞経験あり」とのこと。しかしながら、11ドルとお手頃の値段という嬉しい一品だ。とてもクリーミーであるものの、牛乳などの動物性原材料を一切使っていないという。付け合わせのピタパンと食べると、思わず笑顔になってしまうこと間違いなし。ピタパン以外にも、トマトや玉ねぎもついてくるので、これひとつだけで食事として成り立つ。テイクアウトでも楽しめるのが嬉しい点だ。
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Khao San Road
トロントの大人気タイ料理店の一つである「カオサン・ロード」で楽しめるのは、もはやこの店の看板メニューとも言えるカオソーイ。ココナッツミルクでまろやかに仕上げたタイカレー。上に乗っかっている揚げ麺もいいアクセントになっている。中には卵麺も入っているので、これ一つで満腹になること間違いなし。もちろん、デリバリーやテイクアウトにも対応しているため、自宅にいながらこの逸品を堪能することができる。この他にも、豚肉や牛肉のシチューなど、バラエティ豊かな「スープ」を全て15ドル前後で楽しめる。
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Cafe Polonez
日本ではなかなか味わう機会のない東欧の料理も、トロントでは手軽に楽しむことが可能だ。今回紹介するのは、東欧の中でもポーランドの料理を提供している「Cafe Polonez」。ここでこの冬にぜひ試して頂きたいスープは、真っ赤な見た目がインパクト抜群なビーツのスープだ。イメージとしては、ロシアの「ボルシチ」に似ているのだとか。中には水餃子に似た団子が入っているそうだ。こちらもテイクアウトは可能とのこと。このクリスマスシーズンを機に、新たな土地の料理を試してみてはいかが?