年末のホリデーシーズンには欠かせない!スパークリングワイン |カナダワインすべてのみたいあじわいたい第13回
今年も残すところあと僅か、年末のホリデーシーズンには欠かせないワイン。今回はスパークリングワインを紹介します。
ナイアガラ地区は冷涼な気候のワインの産地として知られていますが、スパークリングワインの名醸地、フランスのシャンパーニュもブドウ栽培の北限に位置し、非常に冷涼な気候です。その冷涼な気候が生み出す酸味たっぷりのブドウがスパークリングワインには最も適しています。
ナイアガラ地区でも多くのスパークリングワインが生産されていますが、シャンパーニュと同じ製法、瓶内2次発酵を用いて造られたワインを幾つか紹介します。その中でも様々なスタイルがあり、使われるブドウ品種によって名称が異なります。それらを飲み比べてみるのも面白いです。
黒ブドウのみで造られた白ワインをブラン・ド・ノワール「黒の白」という意味のフランス語で呼び、100%白ブドウのみで造られたものをブラン・ド・ブラン「白の白」という意味のフランス語で呼ばれます。
100%ピノノワールで造られたKEW VINEYARDS “BLANC DE NOIRS”
100%ピノノワールというのはシャンパーニュでも非常に珍しいタイプです。ブドウの皮の色素を出さないように圧搾され、色調は白のスパークリングワインですが、赤ワインのようなローズペタルやチェリーの華やかな香りで、味わいは辛口に仕上がっており、余韻の長い素晴らしいワインです。
HENRY OF PELHAM WINERYのCUVEE CATHARINE BLANC DE BLANCS “Carte Blanche” 2016
シャルドネを100%使用したワインです。ミネラル感たっぷりのシャルドネの味わいと生ガキとの相性は抜群です。
13TH STRET WINERYのCUVEE ROSE
ロゼのスパークリングワイン。ピノノワールとシャルドネをブレンドしストロベリーやラズベリーなどの赤いベリー類の香りと繊細でクリーミーな泡が特徴です。食前酒、またはチーズプレートやシャルキュトリと合わせても楽しめます。