秋の夜長にナイアガラワイン|カナダワインすべてのみたいあじわいたい第11回
今月のワインコラムは、秋の夜長や毎秋恒例の感謝祭(サンクスギビング)ディナーやにピッタリの秋に味わってもらいたいカナダ・ナイアガラワインを紹介します。
サンクスギビング・ディナーといえば、ローストターキーやハム。それらに相性の良いワインは、フルーティーな白ワインです。または、タンニンの控えめな渋みの少ない軽めの赤ワインがお勧めです。
ブドウ品種でいうと、リースリング、ソービニオンブラン、ゲベルツトラミネール、ピノノワール、ガメイなどがあげられます。これらのお勧め生産者のワインをしたいと思います。
リースリング
「Cave Spring Vineyard – CSV Riesling 2018」
100%自社農園の葡萄を使用し、辛口に仕上げられたミネラル感たっぷりのリースリングです。ナイアガラとハミルトンの中間に位置するジョーダンという可愛らしい小さな街に位置する老舗ワイナリーで、カナダを代表するリースリングの造り手といっても過言ではありません。
ピノノワール
「Tawse Winery – Pinot Noir Cherry Avenue」
ラズベリーやブラックチェリーの芳醇な香りのとてもエレガントなワインです。軽めのワインですので赤ワインを飲み慣れていない方でも楽しめるワインだと思います。ちなみにオーナーのMoray Tawse氏はピノノワールの聖地、フランスのブルゴーニュでもワインを生産しているカナダ随一のピノノワール通です。
ソービニオンブラン
「Creekside Estate Winery – Sauvignon Blanc Back Yard Block 2020」
私のソムリエスクール時代の恩師でもあるロブ・パワー氏が醸造責任者を務めています。ピンクグレープフルーツやグアバ、ライムなど、香りとともにたっぷりの酸味が特徴です。各種サラダをはじめ和食にも合うワインです。
ガメイ
「Malivoire Wine Company – Courtney Gamay 2019」
とても特別な区画、コートニービンヤードの葡萄のみを使用し、フレンチオークの樽で熟成され、ラズベリーやブルーベリーなどのフルーティーな香りと、ちょっとスパイシーな香りも加わり、とても香り豊かなミディアムボディーのワインに仕上がっており、ローストターキーにピッタリです。