カナディアン・ウイスキー図鑑
たくさんの良いウイスキーがあるので私のオススメはよく変わりますが、絶対守って欲しいルールが1つあります。「安すぎるウイスキーは買わないこと」これを守れば大失敗することはないと思います
■ ウイスキー初心者にオススメ 飲みやすい入門カナディアン・ウイスキー
Canadian Club 100% Rye
CCの名称で日本でも人気があるカナダウイスキーを代表するブランド。1858年から製造されており、すっきり飲みやすいウイスキーは世界150カ国以上で愛されている。
コメント:
強くて大胆、そして風味豊かな味わいです。値段も良心的で、カナディアンクラブといえば誰もが知っていますね。
Crown Royal Northern Harvest Rye
1939年、イギリス国王として初めてカナダを訪問したジョージ6世への献上酒として誕生したブランド。この銘柄はJim Murrayのウイスキーバイブル2016年版でカナダウイスキーでは初の1位に選ばれる。
コメント:
最近何かと話題に上るのがこのウイスキー。人々を素敵な気分にさせてくれるウイスキーです。
Forty Creek Double Barrel
20年以上ワインメーカーとして活躍していたJohn K. Hallが1992年にオンタリオで作り始めたウイスキーブランド。ワインのようにアロマティックで飲みやすいウイスキーとして有名。
コメント:
風味が口の中いっぱいに広がり、素晴らしい気分になること間違いなしでしょう。
■ ウイスキー好きにオススメ 味わい豊かな上級ウイスキー
Gooderham & Worts
1800年代半ばから1900年代にかけてカナダ一の生産量を誇ったウィスキーブランド。Distillery Districtで生産されていたウイスキーは現在Corby Distilleriesによって昔と変わらぬ味で作り続けられている。
コメント:複雑で豊潤な味わいが、正にカナディアン・ウイスキーの特徴といえるでしょう。
Alberta Premium Dark Horse
現在数少ないライ麦のみで純粋なカナダウイスキーを作り続けているブランド。極寒のアルバータで時間をかけてゆっくりと熟成させることで生まれる深みある味わいに定評がある。カナダ国内でのみ販売。
コメント:
味わいが炸裂しています。
Lot No.40
オンタリオで唯一原材料の生産からウイスキー蒸留まで行っているHiram Walker & Sonsのウイスキー。銅製の単式蒸留器で少量のウイスキーを丁寧に蒸留して作られる一本。
コメント:ライ麦で作られたウイスキーで、数々の賞を受賞しています。
■ 個性的な味を楽しみたい人にオススメ 変化に富んだスパイス・ウイスキー
ウイスキーの風味が消されてしまうので私はシナモン入りのものはオススメしません。現在トレンドとして新たに出てきているスレーバーはPumpkin Spiceですね。こちらもウイスキーの味がしないので私個人はあまり好きではないです。
Spice Box
香り豊かなウイスキーをアメリカの禁酒時代にスパイスと一緒にこっそり輸出していたのがこのブランドの始まり。オリジナルスパイスの他にもチョコレートやジンジャーなど数多くのスパイス・ウイスキーを取り扱っている。
コメント:ウイスキーがすでに備え持つスパイスの風味を実際のスパイスでさらに引き立てた味わいです。
Black Velvet Toasted Caramel
1950年初頭にリリースされたウイスキーでベルベットのように滑らかな口当たりが人気のブランド。本来持つ甘みをキャラメルでより引き立てたこの銘柄はデザートにもってこい。
コメント:ほんのり甘く、アイスクリームにかけても美味しいです。
Wiser’s Spiced Whisky
150年以上続く伝統的なカナダウイスキーブランド。カナダ東部のライ麦、小麦、トウモロコシを使用している。歴史あるからこそ作れる10年以上しっかり寝かされた銘柄からスパイスまで幅広い銘柄を取り扱っている。
コメント:ピリッとした中に、クローブとバニラの風味あり。