わたしにとって英語とは「自分の可能性と見える世界が広がるツールのひとつ」新里 花野さん |英語とわたしとカナダ


新里 花野さん
出身:沖縄県名護市
カナダ滞在歴:1年2か月
経歴:Coop留学中
トロントで英語と沖縄文化を架け橋とする新里さん。留学当初はカレッジ生活の壁に苦しんだが、努力を重ね卒業生代表挨拶を務めるまでに成長。母の影響で琉球舞踊や三線に親しみ、「トロント球陽会」と共に沖縄文化を発信する活動にも積極的に取り組んでいる。「言語は可能性を広げるツール」と語る彼女の挑戦と未来への展望を紹介する。
ーもっと英語力があればもっと話せるのにな

中学3年生の時、市の事業で3週間ハワイ短期留学に参加し、そこでホストファミリーや現地での学校そのほか交流などで、“もっと英語力があればもっと話せるのにな”と自分の英語力について思いました。この留学自体はとても楽しく、貴重な経験となりましたが、おかげで英語に対する情熱が湧き、高校では英語や大学進学に特化し、修学旅行ではなく約1週間バンクーバーで海外研修のプログラムがある高校へ進学しました。
英語で話し、人と繋がれる楽しみを知ってから、より英語勉強に力を入れるようになりました。大学時代に留学をしようと決めていたのですが、コロナが始まり留学が中止になり、大学を卒業してからのタイミングしかなく、去年Coop留学生としてトロントに来ました。
ー心が折れかけた最初のカレッジ生活

カレッジに入学し、語学学校とは全く異なる環境に初めの数週間は圧倒され、自分自身のいろんな力不足に泣きそうな日々でした。先生の早い英語、そしてクラスメートの高い英語力、どんどん進む授業、質問されても質問自体を理解するまで時間かかり、答えられないことがほとんどでした。友達すら簡単にできず、あらためて自分の英語力の無さに落ち込み、授業を休んだり遅刻が続きました。
しかし、これではだめだと立ち上がり、英語に授業に懸命に向き合い、分からないことは理解するまで聞きました。多くの行事にできるだけ参加し、友達の輪を広げ、英語で話す機会を多く作りました。数か月後には、友達と一緒にアートクラフトクラブを立ち上げ、折り紙を教えたり、ボランティアで卒業式の準備や片付け、案内をしたりなど積極的に取り組みました。
そのおかげで成績も良くなり、先月の卒業式では代表挨拶に選ばれ、先生方やスタッフ、卒業生の前で挨拶をするまでになりました。先生や友達、皆のおかげでスピーチをするくらいまでになったので、感謝の言葉を言えたことをとても嬉しく思います。
ー大きな出会い「トロント球陽会(トロント沖縄県人会)」

2024年の1月JCCCで行われる日本のお正月会に足を運び、そこでトロントの沖縄県人会「トロント球陽会」に出会いました。私の母は沖縄の伝統芸能、琉球舞踊の師範で地元に道場を持ち、多くの生徒を教えながらイベントや舞台に出演しています。私も3歳頃から習い、留学に来る前まで数々のイベントに出演していました。また、大学時代には、伝統文化芸能の一つエイサーサークルに所属して、沖縄の楽器「三線」を弾いていました。トロントで沖縄県人会を見つけ、そこで三線の音色聞いた時は心が動かされ、すぐに会長に声をかけ、県人会に所属しトロントで沖縄の魅力を発信していす。
先日開催された「沖縄の日を祝うイベント」では、私がこのプロジェクトの仲介役として通訳や双方との連絡を担当しました。そのおかげでほぼ毎日、日本語と英語のメールや電話のやりとり、オンラインミーティングも2言語で行い、同時通訳のスキルが少し身についたと思います。また、私自身も運営側でありながら6演目に出演し、海外で琉球舞踊をすること、発信することが一つの目標でしたので、沖縄とカナダの「架け橋」になれたことがとても嬉しかったです。約7か月、2言語を駆使しながら走り続けて、とても大変でしたが多くの人に助けられながら貴重な経験になりました。
「世界のウチナーンチュの日」トロントで沖縄フェスティバルが盛大に開催|第二特集「日加交流特別イベント」第6回世界のウチナーンチュ大会の閉会式が行われた10月30日を「世界のウチナーンチュの日」として制定した。
今後も英語に触れ、沖縄と海外を繋ぐことをしたい

沖縄のイベントを終え、新聞記者の方から「あなたの通訳していた時の英語、とても綺麗だったよ」と褒められました。留学前と違うのは、英語を話すことに恐怖を感じなくなり、以前は間違えていたらどうしようと話すまでに時間がかかっていたのですが、今では堂々と話せますし、英語だけでなく、何をするにも自主的に行動が多くなりました。

私にとって英語は言語を聞く、話せるようになるだけなく、自分の可能性を広げ心までも変えることに気づきました。沖縄の文化や芸能をもっと英語で伝えられたらより世界の「うちなーんちゅ(沖縄人)」が繋がっていくと思うので、今後も英語の学習をしていきながら、自分色をしっかり持ち、世界で活躍する人になりたいです。
【一問一答】
- カナダに来た際のご自身の英語力
自己紹介と簡単な日常英会話ができた程度 - もし不自由なく英語ができたら?
世界を旅して多くの人と繋がりたい!多くの情報を多くの媒体で得たい。世界中で沖縄芸能を発信したい! - 自分なりの英語学習
カナダに来てから毎日英語の日記を書いています。また、ひとりごとを英語に変えて、アウトプットを意識しています。カフェやレストランなどでは、お店の方とも少しの会話を楽しむようにしており、なるべく一日の中で話す、聞くのを多めにするようにしています。現在働いているうちの一つでは、日本人が私のみのため、自然と働きながら英語学習になっています。英語を勉強するというより、好きな言語「英語」の環境にして自分自身が一番楽しむ日々を送ることを心がけています。 - オススメの学習ツール
NETFLIX: super store, love is blind / YouTube: Bilingirl Chika, Ariannita la Gringa















