初めての人にも分かりやすい カナダの住宅ローン講座 第6回

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第6回 「賃貸か購入か」

日本の今の住宅事情を考えると賃貸を続けたほうが購入してしまうよりもいい場合もあると思います。ではカナダではどうなのでしょうか?
今回はあらゆるシチュエーションをふまえて実際の数字を見ながらシュミレーションをしていきたいと思います。

まずは「賃貸」と「購入」の主な違いについてお話します。
基本賃貸をする場合2か月分の家賃を用意すれば、後は毎月分の家賃を払うのみで賃貸は可能です。場所にはよりますが、1LDKの平均的な家賃を$1,500とします。1年に支払う家賃は$18,000(単純計算で12か月分の家賃)です。

では同じ1LDK のマンションを購入した場合はどのような費用がかかってくるのでしょう?
こちらも場所によりますが購入価格を$300,000とします。
頭金は最低5%必要になります。前回もお話しましたように頭金を20%用意した場合と5%の場合の例に軽く触れますと

5%=$15,000
20%=$60,000

頭金を5%にした場合の保証料はローンの総額の3.15%ですから$8977,5となり総借入額は$293977.5です。返済期間25年で現在の金利2.99%を使うと月返済額は$1389,72になります。
これに管理費およそ$300と固定資産税約$150を足しますと月々$1839,72の支出になります。

20%にした場合借入額は$240,000となり月返済額は$1134,56、税金と管理費を足すと$1584,56になります。

コンドと一軒家やタウンハウスではかなり違いはありますが日本と違ってカナダの住宅の価格は上昇します。ここで例を挙げた1LDKのマンションの価値が1年で3%上がるとしますと1年後$300,000から$309,000になるんです。

単純に考えると賃貸し続けると年$18,000の損失になりますが購入した場合、年$9,000の投資になると考えられます。

当然購入するためにはまとまったお金(最低でも頭金分5%)は必要になりますし、移住権を所有しているかそうでないかによって家を売却した場合にかかる税金もさまざまですが、カナダにおける住宅の価格が常に上昇し、投資になることを考えれば購入してしまうことがいいケースのほうが多いということになると思います。

いずれにせよ賃貸するか、購入するかはとても大きな決断です。現在の生活状況、これからのプランにあわせたアドバイスを納得のいくまで確認することがとても大事です。

次号では住宅ローンの種類(新移民ローン、自営業ローン、投資物件ローン)についてお話します。

*今年5月1日から20%以下の頭金でローンを組む際の保証金額が改正されました。詳しい情報はお問い合わせください。