園長先生!気付けば息子も大きくなりました…第39回
「仲間がいるから頑張れる」
21年前に誕生した「池端ナーサリー・スクール」。その園長であり創設者の池端友佳理さんのそばにはいつも日系三世のご主人・マークさんと現在22歳で大学在住中の健人くんがいた。母親であり、教育者であり、また国際結婚移民をした友佳理さんとその家族の笑いあり、涙ありの人生をシリーズで振り返ります。


2年前に主人マークがトライアスロンに出たいと言い始めてトレーニングを始めたのがきっかけで私も始めたスロージョギングが、だんだんおもしろくなって来て最近では結構しっかりと走れる様になって来ました。子供の頃からスポーツは大好きな私ですが、マラソンやジョギングなんてものは大嫌いでした。なので、健康のためとは言え、走ろうなんて考えた事もなかったのですが、マークにせっつかれ重い腰を上げて始めた訳ですが…慣れて来るとなかなか気持ちの良いものです。とは言え、2年経った今でも続けて来られたのは仲間が出来たからなのです。私にはトライアスロンなんて到底出来ませんが、マークが入っているトライアスロンチームのメンバーになりランニングトレーニングに毎週参加する様になりました。そこで出来た仲間は私にとって継続の力になってくれたのです。都合でトレーニングに出られないと「今日はどうしたの?」「ランニングパートナーがいなかったから調子が出なかったわ」と言うメッセージをくれる友達も何人かいるので、行きたくないなぁ…と思う日があっても無理にでも行く様にすると必ず「行って良かった〜」と満足して帰る私がいるのです。夫婦で時間がある時も一緒に走る様になり、これもまた私の継続力となっています。
どんな事でも仲間がいると頑張れます。これは子供達の日本語維持力にも大きく関係しています。息子が土曜日の日本語学校に行っていた時もそうでした。宿題が山の様にあって、勉強するのは嫌いだったけれど、土曜日に学校へ行けば仲間がいる、友達に会える!!それが何よりの楽しみで学校も嫌がらずに続ける事が出来ました。
日本語を続ける上で目的がないとなかなか能力向上も難しいものです。子供が小さな頃は、日本のおじいちゃんおばあちゃんとコミュニケーションが取れる、それだけでも頑張れるものですが、子供が大きくなってくれば日本の祖父母と話す事だけでは、それほど魅力的なものではなくなって来ます。(おじいちゃん、おばあちゃん、ごめんなさい〜!!) やはり、友達や仲間が大切なのです。 健人が小学生5年生の頃に3週間、また中学1年生の頃に4週間日本で体験入学をさせてもらいました。時期的に、体育祭と文化祭を体験する事が出来たのですが、これがまた良かったのです。みんなで一緒に作り上げる2大祭り!喜びあり、涙あり、感動•感動の日々を過ごせたようです。その中で出来た仲間はまた特別な絆が出来たのでしょう。その頃の仲間達とは今も仲良くしてもらっており、カナダに遊びに来てくれた友達も何人かいますし、健人が日本に行く都度『同窓会』なるものを健人のためにしてくれるのです。
今のご時世、連絡を取り合うのも簡単になっていますし、健人も日本の仲間を常に身近な状態に感じているようです。そんな日本の友達と話す事が目的となり、日本語維持も楽しみとなっていましたし、未だに繋がっていますので、日本語への興味も衰える事はありません。
『継続は力なり』と言いますが、そこで大きな鍵となっているのが仲間。助け合い、励まし合える仲間が出来る環境を作ってあげる事は親の役目と言えるのかも知れません。
ナーサリーの卒園生達を見ていても、常に集まって日本語で話せる仲間がいる子達は日本語もしっかり維持出来ていますし、いつまでたってもとても楽しそうです。それは家族ぐるみのおつきあいと言うのも大切な事で、親同士が仲が良いと自然と子供達も仲良くなるものです。『仲間がいるから頑張れる』ー日本語はもちろん、スポーツも勉強も、何に関してもそんな環境をぜひ子供達には持ってもらいたいですね。







