【韓国旅行記】韓国の“京都” 慶州の古都に心奪われ|#編集部ブログ
日本に一時帰国しております。今回はせっかくなので、私の大好きな韓国にも旅行することにしました!1年半ぶりの韓国ですが、9月中旬にもかかわらずかなり暑い日々が続いていました。そんな暑さも気にせず、ソウルから車で3〜4時間ほど東南の方面に向かうとある都市、慶州を今回は旅しました。
慶州という都市、古い都として歴史ある建物が残っていることで知られています。紀元前57年~紀元935年という今から遥か昔、約1000年もの間新羅の都として栄えました。日本でいう京都にあたるかと思います。そんな都市には歴史ある建物や城の跡地などさまざまな観光地があります。
夜に到着したのですが、まずはこの圧巻の美。暗闇で輝く月精橋(ウォルジョンギョ)という橋だそうで、川をまたいでライトアップしている姿は素晴らしかったです。川には人ひとりが立つことができるほどの大きさの石が並んでいて、その石を使えば川の向こうに渡ることもでき、途中で端の方を見ると遮るものが何もない月精橋を撮影できるスポットにもなっています。しかし安全対策も何もないので、あまりおすすめはしません…(汗)
次は新羅時代(674年)に作られた宮殿である東宮と3つの小島が浮かぶ人工の月池を見に行きました。韓国の歴史ドラマでよく見るようなデザインの建物があり、何千年も前にここに人がいたのだなと思うと感慨深い思いです。また、当時の王を葬る古墳が近くにもあり、平地にぼこっと盛り上がっている部分がいくつもある場所がありました。日本にも古墳は多くありますが、やはり同じ埋葬方法をしていたのかと思うと日韓の歴史を感じます。
当時天文台として使われていた瞻星台(チョムソンデ)というレンガ造りの塔も見ることができます。東洋最古と言われていて、ここでいくつもの占星術が行われていたと言われています。観光した日は天気がとても良い日だったので、青空とこういった歴史ある遺産のコントラストがとても美しかったです。
そこから車で20分ほど山の方に向かうと、韓国初の世界遺産である仏国寺という寺が私たちを出迎えてくれます。751年に建てられた仏教寺院で、新羅の時代の最高傑作といわれる美術品がいくつも眠っているとか。世界遺産ということで観光客が立ち入ることのできない場所、登ることができない階段、写真撮影ができない仏像などがあるのですが、それほど厳重に太古の文化を保護しようという意思が見えます。日本にも寺院はいくつもありますが、似ている建築用法だと思う一方で色の使い方が異なったり、寺院そのものの位置が山の中にあって少し登らないといけなかったり、日韓の違いを見ることができたのもおもしろかったです。
韓国は今、K-popの流行や韓国料理のブームなど国際的にホットな国ですが、その国にも長い歴史があって今があるということを改めて知ることができました。今回はほんの一部しか見ることができなかったので、次に訪韓する際は別の歴史的な側面も知りたいです。
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。