晴天霹靂のトラブルを乗り越えて #03
salon bespoke オーナーHiroの「晴天霹靂のトラブルを乗り越えて…」
2011年5月にYonge St×Yorkville Aveにオープンし、2014年8月にはYorkvilleエリアの中心Big Rock真向かいのCumberlandに移転したsalonbespoke。オープンして3年の間に移転を余儀なくされたトラブルに見舞われたオーナーのHiroさんのお話を聞き、このカナダでビジネスをしている方、起業を心がけている方のために、少しでも同じようなトラブルや被害を減らすため、Hiroさんのご協力のもと、実際の起きたトラブルの詳細を連載していきます。
第3回「救世主現る?!」
4ヵ月間、新オーナーが誰かわからない不安を乗り越え、やっと手に入れた連絡先。これでやっと元通りになると思いきや送られてきたインボイスは、家賃が2倍以上に跳ね上がっていた。
違法ではなく、地価上昇から起きた正当な追加料金だと主張する新オーナーの代理人弁護士に Hiroさん達も弁護士を立てて応戦していくが、 分刻みで多額の料金が発生していく敏腕弁護士に、長々と話し続ける事にさえも不安を感じ始めていた。全てにおいて段々と逃げられない状況に追い込まれ、サロンには暗雲が立ち込めはじめる。。。
Hiroさん達の弁護士は「家賃の追加額約$8000を少しは下げることは出来るかもしれないが、正直、 大変申し訳ないが今回のケースはとても難しいだろう」と始めからHiroさん達に伝えられた。そしてHiroさん側弁護士は、まだ地価公示されてない事の指摘や、TMI内訳の詳細説明を求めることによって少しでも長く時間が稼げるようにと尽力した。しかし、相手側は少しずつ Hiroさん側弁護士の要求を証明し、その度に法律的にあげられる金額一杯まで値上げしていく形になり、彼らの要求である家賃の追加合計$8000超アップに向けて着実に進んで行ってしまうのであった。
「1年近くでしょうか。こんなやり取りを繰り返し、証明される毎に ʻプラス$500ʼ など少しづつ、確実に家賃は上がっていきました。2012年には眠れない日もありました。」
当時、不穏な雰囲気が流れていたのは Hiroさん達のサロンだけではなかったという。サロン裏手 では、親子2代に渡り長年床屋を経営していた人も通常のリース更新が出来ず突然、月々の更新を突き付けられるなどʻ変化ʼ が起き ていた。隣近所のスモールビジネス同士で情報交換を試みるも、1テナント達である彼らには実際に水面下で何が起きているかは当時、まだ分からないままだった。。。
そんなある日、サロンの2件隣でアンティーク雑貨屋「China Panda」 を営んでいた 女性オーナーが 突然サロンを訪れてきた。「最近の調子はどう? 大丈夫?」と様子を伺ってくれる彼女に、Hiroさん達はオーナー交代から家賃アップの話まで事情を説明すると、彼女はすごく腹を立てるように「アナタ達にそんな事をするなんて信じられない!」と言い、 Hiroさん達が同じ被害者仲間だと思っていた彼女の事を気遣うと「私は、大丈夫だから心配しないで」と言いました。そして彼女は、Hiroさん達を苦しめ続けている新オーナーの正体と思惑を教えてくれるのであった。。。(続く)
Hiro さん
名古屋出身。日本国内のサロン数店舗を経て渡加。若い頃から憧れた、NYのサロンや Vidal Sassoon からの誘いを断り、世界中に展開するサロン TONI&GUY(トロント店)へ就職。1年目から著名人の担当や撮影等も経験し、一躍トップスタイリストへ。その後、日本帰国や中米滞在を経て、再び、トロントのTONI&GUYへ復帰。クリエイティブディレクターとして活躍し、北米Top10も受賞。2011年に salon bespoke をオープン。2014年8月にはYorkvilleエリアの中心地に移転した。
salon bespoke
Tel: 647-346-8468 / 130 Cumberland.St 2nd floor / salonbespoke.ca







