デング熱かも!?インドネシア2週間目|クリエイティブ・ディレクターMの脳内ログ|#編集部ブログ
ジャカルタでの推しのコンサートも無事終了し、電車に揺られて7時間半、ジョクジャカルタ(ジョグジャ)に到着しました。スノーバードを始めて3ヶ月目突入です。
ジョグジャでもAirbnbを利用。高レビューの便利な立地です。ただ、当日になっても、大家さんから部屋の鍵の入手方法などの連絡が届かず、こちらからメッセージを送っても連絡なし。行って大丈夫なの?!どうなの?!冷や汗ものです…。住所だけは分かっていたので、とりあえず現地まで向かいます。
到着後、建物の前でどうしようか…と数分悩んでいると、大家さんのお母さんらしき人がひょっこり出てきて「ウチの息子、忙しいくていないのよ」とのこと。
忙しいとしても、連絡ぐらいはしてよーと心の中で思いながら、案内してもらい無事に寝床を確保したのです。
ただ、その案内された寝床は、冷蔵庫がなかったり、暗かったり、バルコニー有りと書かれていたものの、暗くて狭くて使い道ゼロのようなものだったりと、不満だらけの部屋でした。サークルKの店舗の真上という立地なので、コンビニが冷蔵庫代わりです。
申し訳ないけどレビューに書きたい改善点が山盛りです。
体調がどんどん下り坂に…
ジョグジャには1週間の滞在予定で、世界遺産のボロブドゥール寺院とプランバナン寺院にゆっくり1日ずつ行こうと計画していました。
最初の数日は宿近くの「マリオボロ通り」という、お土産屋とレストランが密集する通りでのんびり。3日後から本格的に観光を始めるか!と思ったら、全身倦怠感、発熱、咳など、ありとあらゆる不調が発生!数日で良くなるだろうと甘くみていたら全く改善しない…
数日寝込んだ後、サークルKにポカリを買いに行く際、大家のお母さんに出会い、体調不良でまだお寺に行けていないというと、「お父さんに病院に連れて行ってもらいなさい」とのこと。
夜8時に、ファミリードクターに連絡してくれた上に、車で連れて行っていただき、「デング熱かもしれないから血液検査が必要だ」と言われ、次の日の朝、別の病院へまた一緒に同行してくださいました。なんて優しいんですか!!!
血液採取後、お父さんが「お昼でも食べる?」とオススメのソト・アヤム(チキンスープ)のお店に連れて行ってくれました。
マイルドなスパイス加減の優しいスープは、弱った体に沁みました。一緒に注文してくださった、生搾りのオレンジジュースは、生搾りオレンジ少量にお湯をたっぷり注いだもののようで、砂糖ジャリジャリ、正直激マズ…でも言えない…外気は30度。汗だくでなんとか飲み干しました。
お昼をご馳走になった後、検査結果を聞きに、また別の病院の予約、運転&通訳までしてくれるという、大変申し訳ないくらい時間を割いてくださいました。私が目を離すと、お父さんが病院の代金や薬代まで払いそうな勢いだったので、慌ててお財布を出しました。しかもこのお父さん、75歳。しつこくてスミマセン、インドネシア人、優しすぎます涙
2日間、75歳のおじいちゃんを散々連れまわした挙句、さらに「晩御飯も一緒に食べに行こう」と言ってくださったのですが(ものすごくお元気)、お疲れだろうからゆっくり休んでくださいと丁寧にお断りしました。
肝心の検査結果はデング熱ではなくインフルエンザで安心したのですが、「安心したのはあんただけじゃないよ、私もだよ」と大家のお父さんも一緒に喜んでくださいました。
というわけで、冒頭に書いたAirbnbの設備への不満は、全く書けなくなってしまいました笑。どおりでこのAirbnbには良いレビューしかなかったわけです。
またいつか、ジョグジャのお父さんに会えますように。なんとか体調が回復したところで、次の目的地「バンコク」へ向かいます。
マユミ
物静か過ぎて大阪出身だとわかってもらえないグラフィックデザイナー。好奇心旺盛な小心者。ものづくりと旅行とマンゴーを好む。夏場はかなりの頻度でトロントのパティオに出没する。インスタグラム:@mayumigds