【第63回】インフレ時代に備える:投資の重要性とその理由|みらいのカナダ株式投資大作戦
今回は「物価上昇(インフレ)と投資の必要性」を紹介するね。
最近のお買い物、どうです?「物の値段上がったなぁ」って感じること、ない?ここ数年の物価上昇は世界的に多くの家計を直撃しています。例えば、カナダでは2024年に食料品価格の高騰からスーパーマーケットに対するボイコット運動が発生。日本でも米価格が値上がりし、政府が対策を打つなど、様々なニュースがあります。そこで今回は改めて物価上昇(インフレ)と投資の必要性について一緒に考えてみましょう!
なぜインフレ下では投資が大切なの?
理由は「お金そのものの価値が目減りする」から。
ただ、そもそも「お金の価値が目減り」って正直わかりにくくない?例えば、1万円はどこからどう見ても1万円だし、10カナダドル札も10カナダドル札。
額面は変わらない。でも、その金額で買える品物の量は常に変動している。それが「価値の目減り」なんです。
例えば、Tim Hortonsの価格を見てみましょう。https://timhortonsmenuprices.ca/を見ると、20 Assorted Timbitsが5.19カナダドル。10カナダドルを支払えば1セット買えるね。
でも、インフレ下ではお金の価値が下がるため、Timbitは値上がりしやすくなります。実際、世界的なインフレが始まる前の2019年にはTimbits 20個パックを3.99カナダドルで販売していたという記録もあり、ここ数年で値上がりしたようです。
このように、物の値段が上がると、お札の額面は10カナダドルのままなのに、買える品物の量はどんどん減っていく。
これがいわゆる「お金の価値が目減り」です。
しかし、インフレへの理解が怪しい
さて、30年近くに渡ってデフレに慣れ親しんだ日本人。「インフレ理解度」って、まだ薄いんです。
野村アセットマネジメントの大規模アンケート(投資信託に関する意識調査2025)によると、投資の目的として「インフレ(物価上昇)に備えるため」と回答した投資家は全体の1割程度。特に高齢になるほどインフレへの備えとする人は少なめです。
また、そもそも投資家人口が成人人口の3〜4割程度と少ない。
2025年って、日本でも物価上昇が始まって数年のところなのに、投資家人口の明確な増加は見られない。つまり、今、投資に意識を向けてる人の多くは、物価上昇前から投資に関心を持っていた可能性が高いんですよね。
おそらく、バブル崩壊の経験や、汗水たらして働くといった清貧思想から、「地道に働いて貯金すべき」みたいに教わってる人って多いと思うんです。
あなたの家庭ではどうでした?わたしは家庭に限らず、そういう話を聞く機会が結構あったように思います。
しかし、前述の通りに物価上昇とはお金の価値が目減りすること。必至に働いて貯めたお金だからこそ、その価値を守ってあげないといけないんです。
お金の価値を守るにはどうする?
というわけで、物価上昇下では、預金以外の様々な資産にお金を振り分けるのが無難です。考え方としては
- 生活防衛資金(数か月分の生活費)だけは現金・高流動資産で確保
- ①以外のお金は広く分散した、低コストのインデックス型ETFや投資信託で長期に積み上げる
一般にインフレ対策→投資→株式投資(個別株投資)を連想しがちですが、現実的なところで、個別株投資で良い投資先を選ぶのは難しい。
それに、あなたが今カナダにいるってことは、きっと何か目的があるはず。それなら、投資を頑張るのは・・・ちょっと本末転倒だよね?
それならば、カナダ株・米国株・全世界株などをベースにした低コストETFなどを組み合わせて運用し、あとは日常生活にエネルギーを割り振ったほうが、良い結果になるのではないでしょうか。
おわり
歴史的にインフレ期は、初期を除くと、長期的には株価は上昇しやすいです。
今、世界中の株価が上がってるよね?これって経済成長なのか、現金の価値が下がった分だけ上昇しているのか微妙ですが、「物価上昇時は預金よりも株式を選ぼう」と言われる所以です。
今から始めても大丈夫?
もちろん!
「現在のインフレに備える」よりも「10年後など将来を見据えて資産形成する」というスタンスで始めるのがオススメだよ!







