アルバータ州、銃規制を和らげる法案を提出 | カナダニュース報道局
カナダ政府は2020年5月に1500種類もの銃器の所持や販売を規制。昨年10月には拳銃の輸入、購入、販売、譲渡を禁止する法律を施行した。
国を挙げて広まっている銃規制だが、この圧に歯向かうためアルバータ州は「Alberta Firearms Act (Bill 8)」を3月上旬に提出した。可決されれば州政府が州内の拳銃所持者の権利を守ることができる。国は銃を押収する役員たちの資格習得を進めているが、アルバータ州法務大臣のタイラー・シャンドロ氏はそれに反対。その代わり、所持者に支払われる押収された銃の市場価格に相当するお金の補償や、押収対象に入る銃の種類の緩和を彼は主張している。アルバータは銃器販売者が多く存在し、多くは国の規制により売り上げに伸び悩んでいる。合法で拳銃を所持する住民らもその権利を守ること州政府に望んでいる。この先、この法案に対する賛否が注目される。
カルガリー・ヘラルド誌が伝えるシャンドロ氏の考えによると、「Bill 8」の考案はもともとカナダ政府が定めた法律が曖昧だったのが原因だったそう。銃規制を投げ出すというよりは、国が作ってしまった隙間を利用して作られる独自の銃規制というふうにも捉えられます。サスカチュワン州でも似たような動きがあるのでカナダ政府の反応が気になります。