価格急騰に対する嫌気と今後も続く利上げ予測による影響は?|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート
出典: TREB ※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

2022年4月のTREB全域・全物件タイプの総取引数は8,008件で、2021年4月の1万3,613件からマイナス41.2%の大幅減少です。新規リスティング数はマイナス11.7%、有効リスティング数はプラス12.3%で在庫的には以前よりバランスの取れたマーケットになっています。
春のマーケットは、通常活発になり取引数が伸びる時期なのですが、二度に渡る利上げと今後さらに予想されている利上げ、昨年からの価格急騰に対する消費者の嫌気、などが直接影響として表れたといえるでしょう。多くの消費者は様子見と戦略の練り直しに入っていると思われます。
売却までの平均日数は14日間で昨年同月と変わらずです。物件タイプ別に平均価格を見てみますと
【物件タイプ別の平均価格】

の順に並んでいます。
価格上昇率は確実に抑えられているのが見てとれますが、それでも全ての物件タイプにおいて平均二桁台の伸びを保っています。ただし、近々で価格の急上昇を経験したエリアなどはこのようなマーケット状態で真っ先に下方修正を受ける場合が多く、平均だけではなく各マイクロマーケットの状態は個別に判断する必要があります。
TOKO’s EYE
政策金利は年内あと2回の利上げ予測。リセッションと不動産を持つ・持たない格差につながる恐れ
過去の事例から見ると高額物件は、動きが穏やかになる可能性も大きく、また利上げによりローンの金額が限定され、買い手が低価格帯の物件に集中する動きありました。
Bank of Canadaは年内に、あと二度利上げを行う予定と見られており、今後のマーケット動向には注意が必要です。無理な利上げによるインフレ抑制はリセッションの引き金になる恐れもあり、結局それはさらなる「不動産を持つ・持たない格差」につながる可能性も無視出来ません。





