平均価格は下降、マーケットは停滞中だが、需要と供給のバランスはそこまで大きく崩れていない|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート
出典: TREB ※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

2022年10月のTREB全域・全物件タイプの総取引数は4,961件で、2021年同月の9,743件からマイナス49.1%とほぼ半数にまで落ち込みました。
全物件タイプの平均価格は108万9,428ドルとなり、昨年10月の115万5,624ドルからマイナス5.7%の減少。先月から続いて平均価格は下降傾向にあります。
新規リスティング数はマイナス11.6%、有効リスティング数はプラス68.1%です。リスティングが「有効」であるのは売れなかったと言うことなので、昨年同月比で増加しているのはそれだけマーケットの動きが遅いとの指標になります。
売却までの日数は平均33日間と、2021年10月の13日間からプラス83.3%の大幅上昇。ここでもマーケットの停滞が見て取れます。
【物件タイプ別の平均価格】

の順に並んでいます。
TOKO’s EYE
10月の取引数は過去20年のそれと比べても一番低いレベルにありますが、価格は若干減少傾向にあるものの安定化しております。背景には新規リスティング数も過去20年で最低に近いレベルにあり、需要と供給のバランスはそこまで大きく崩れていない事があります。
取引数の大幅減少は需要が減っていると言うよりも、売りに出される物件数の減少が大きく作用していると思われます。
また買い手もこのような動きの鈍いマーケットでは焦って購入に走ることはありません。そのため、売りに出された中でも条件の良い(価格、場所、状態など)物件には多くの買い手が集まり、逆に買い手が避けるような条件のある物件(一定レベルの修繕が必要、場所が不便もしくは騒音などがある、価格設定が高めなど)は買い手の興味を集めることもなく長期間マーケットに放置される事となります。この傾向は少なくとも来年春までは続くかと予想されています。





