複数オファーの競合も増え始め、明らかにマーケット価格を超えるものも散見されてきた不動産マーケット|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート

2023年2月のTREB全域・全物件タイプの総取引数は4,783件となり、昨年同月の9,028件からマイナス47%とほぼ半数まで下がっています。全物件タイプの平均価格は109万5,617ドルとなり、2022年2月の133万4,062ドルからマイナス17.9%の減少。これで6ヶ月連続の前年同月比マイナスであり、減少幅はさらに大きくなりました。
新規リスティング数はマイナス40.9%、有効リスティング数はプラス38.1%です。売り出される物件数は減っており月末に売れ残る物件数は増えているということはそれだけ動きが無いということです。売却までの平均日数は33日間と昨年同月の11日間からプラス200%と驚きの3倍。売り手にはまだまだ厳しいマーケットですね。

の順に並んでいます。
TOKO’s EYE
春のマーケットが始まり動きが活発になるか?!
さて、通常であれば3月くらいからは春のマーケットが始まり動きが活発となるのですが、この数年はCOVIDやインフレ抑制利上げなどの影響で例外的なマーケットが続いています。20年来最低レベルの取引数でありながら価格がそこまで大きく下がっていないのは、売り出される物件数が少なく供給不足が価格の安定化につながっていると言われています。
2月の取引数は1月のそれを1600件ほど上回りましたが、新規リスティングは700弱しか増えていません。つまり供給の倍のペースで売却されているわけです。現場では複数オファーの競合も増え始め、多くはマーケット価格で売却されるものの明らかにマーケット価格を超えるものも散見されます。これが持続すればマーケット全体への上方圧力となり得ます。今後の動きを注視しましょう。





