買い手有利の局面へ。トロント不動産、10月の取引数9.5%減で秋の市場が失速|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート

2025年10月のTRREB全域・全物件タイプの総取引数は6,138件となり、2024年10月の6,784件からマイナス9.5%の減少となりました。過去3ケ月増加傾向が続いていましたが、ここでまた落ち込み。価格や売買スピードの推移などを見ても、やはりマーケットの不安定さが背景にあると思われます。
全物件タイプの平均価格は105万4372ドルで昨年同月の113万5694ドルからマイナス7.2%の減少。新規リスティング数はプラス2.7%、有効リスティング数はプラス17.2%でした。平均売却日数は50日間で2024年10月の43日間からプラス16.3%の増加。通常なら繁忙期であるはずの秋のマーケットも低調に終わるようです。
物件タイプ別に平均価格を見てみますと、
の順に並びました。
TOKO’s EYE
不動産価格が下がっているということは、逆に言えば買いやすくなっているということです。先日カナダ政府の発表した予算案で興味深い点が言及されていました。1つは移民受け入れを減らした事により不動産需要が落ちつき価格が下がったと認めた点。過去の政府や多くのエコノミストは不動産価格の高騰は供給不足が問題であり移民受け入れとの相関性は限定的だとのスタンスでした。
もう1つは不動産物件の供給の増加は簡単ではないこと。以前は供給率を3倍にとの意見も出ていましたが、それを達成するには労働力不足、土地開発と供給、物資供給などの問題があり、移民による人口増加に合わせた住宅供給は難しいと認識された点。
今後は移民受け入れをコントロールしながらカナダ国内の状況に合わせた人口増加と経済活動、そして住宅供給が期待されます。





