取引数・価格ともに下落、在庫過多が価格下押し要因に|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート

2025年6月のTREEB全域・全物件タイプの総取引数は6,243件となり、2024年6月の6,397件からマイナス2.4%の減少です。ピークの2021年6月には1万1000件を超えており、そこから半数近くに下がったままのレベルで推移している状態が続いています。
全物件タイプの平均価格は110万1691ドルで、昨年同月の116万4491ドルからマイナス5.4%となりました。新規リスティング数はプラス7.7%、有効リスティング数はプラス30.8%です。
気になるのは高止まりする在庫レベルです。デタッチ(戸建て)は2023年6月の6,519件から1万4000件強と2年間で倍以上に増え、コンドアパートも同じような状況です。現時点で過去10年平均の在庫レベルを大きく上回り、この長く続く在庫数の積み上げはマーケット価格への下方圧力となっていると見られています。
平均売却日数は42日間。
昨年6月の30日間からプラス40%と相変わらず動きが鈍い
物件タイプ別に平均売却価格を見てみますと、
の順に並びました。
TOKO’s EYE
5月に続き市内・市外共に全物件タイプでマイナス状態ですね。米国との経済摩擦も長期化するように見える中、経済の負不透明感は増し失業率の増加と就職率の鈍化、下がらないレートなどの要因が重なり、消費者は安定性を求めリスク回避に走る傾向が更に強まるだろうと予測されます。秋のマーケットがどうなるかではありますが、マーケットが上向くには消費者が希望を持てるような条件が必須であり、現時点ではその可能性は見えていません。





