取引低迷でも一部エリアは上昇 トロント不動産に温度差|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート

2026年2月のTRREB全域・全物件タイプの総取引数は3,868件となり、2025年2月の4,127件からマイナス6.3%の減少となりました。全物件タイプの平均価格は、100万8,968ドルで昨年同月の108万6,586ドルからマイナス7.1%を記録しています。
新規リスティング数はマイナス17.1%、有効リスティング数はマイナス2.4%です。売り手は現在が買い手市場である事を理解し、マーケットの回復を待つか現マーケット状況に合わせ低めの金額でリストするかの選択を余儀なくされています。
平均売却日数は54日間で、前年2月の42日間からプラス28.6%と動きは更に緩慢さをましています。
物件タイプ別の平均価格は下記の図の通りです。
春のマーケットに入った現在でも取引数は低水準で推移し、多くの買い手はまだ待ち状態に徹している様子。注目すべきは物件供給数が昨年比で大きく落ち込んでいる事です。まだ傾向と言えるほど継続してはいませんが、売り出し物件の減少が持続すればどこかの時点でマーケットバランスが逆方向に傾く可能性はあります。
TOKO’s EYE
現時点のマーケットはまだ低需要と価格落ち込みを見せていますが、興味深い事にその状態はトロント市内の全てのエリアで共通している訳ではありません。いくつかの限られたマイクロマーケット(Beaches、Lealieville、Davisville)では売り出し価格より高く売れた取引が昨年より多くみられ、またオファー日を待たずに高価格で出すPre-Emptiveオファーの数も増加しています。全体の平均では昨年よりも大きく下がっている事からも、これらエリアの特異性は明らかです。マーケットは均一ではない事を頭に入れておきましょう。





