【2026年内の回復は困難か】トロント不動産市場は長期戦局面へ|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート

2026年1月のTRREB全域・全物件タイプの総取引数は3,082件で、2025年1月の3,820件からマイナス19.3%を記録しました。全物件タイプの平均価格は97万3,289ドルとなり、昨年同月の104万1,171ドルからマイナス6.5%の減少です。
新規リスティング数はマイナス13.3%、有効リスティング数はプラス8.1%となっています。この低調なマーケットで売り手の物件を取り下げる率も高くなっています。平均売却日数は67日間で、2025年1月の55日間からプラス21.8%とさらに動きが遅くなっています。
物件タイプ別の平均価格は右の図の通りです。全物件タイプで価格減少率が市外が市内のそれを大きく上回っていますね。以前から何度も言っていることですが、都市部と郊外ではマーケットの反応が大きく違う事が明確な数字で表れた形です。歴史的に見て価格上昇時は都市部から郊外へと波及し、価格減少は郊外の方が大きく、またマーケット回復は都市部から始まり郊外にと言う傾向があります。知っておいて損はないでしょう。
の順に並びました。プラスとなったのは市内のタウンハウスのみでしたが、これは市内で高価格帯のタウンハウスが売れるなどして平均価格を押し上げたのではないかと推察されます。
TOKO’s EYE
さて誰もが気になるトロント不動産マーケットの今後の展望ですが、あくまでも個人的な推察として言わせていただくと、2026年内に回復に転ずる可能性はあまり高くないと思われます。インフレはある程度抑えられていますが、失業率は高いレベルに留まっており改善の予測も立ちません。不況下では消費者がリスクを避けるのは当然で現状維持を望む層が大部分となります。リスクを取らない、つまりお金が動かないということで、不動産のみならず全ての分野に影響が表れています。長期的視野で臨むことが求められますね。





