美食大国ベルギーのお菓子|特集「ヨーロッパの伝統菓子」第一弾
ベルギーといえばどんなお菓子が思い浮かぶだろうか?一番有名なものといえば「ワッフル」が思い浮かぶ方も多いだろう。ここトロントでもワッフルはたくさん!でもベルギーはそれだけじゃない!定番や伝統のベルギースイーツを楽しんでみよう♪
Craque De Creme
食べ歩きしながらお散歩なんていいんじゃない?Theリエージュ・ワッフル!
クレームブリュレを主としたカフェCraque De Crèmeはもう一つ看板メニューが。焼き立てにパールシュガーが散りばめられた、リエージュ・ワッフルだ。もちろん、カヌレ、ケーキなども充実しているほか、カフェならではの豊富なドリンクも魅力のお店。ピックアップ・デリバリーのみの対応となっているが、ワッフルと美味しいドリンクをピックアップしてトロントの街をお散歩してみてはどうだろう。
ベルギーの代表的なスイーツ・ワッフル。ベルギーワッフルには2種類あり、日本人がイメージしやすいのは「リエージュ・ワッフル」と呼ばれる表面に砂糖がコーティングされでシャリっとした食感のワッフル。このリエージュ・ワッフルはワッフルそのものの味を楽しむので、ベルギーではワゴン販売も主流だとか。
もう1種類は「ブリュッセル・ワッフル」と呼ばれるもの。リエージュ・ワッフルよりも軽い食感で甘さは控えめ。ベルギーではこのワッフルにアイスやたっぷりのクリーム、フルーツをトッピングしてナイフ・フォークで食べるのが主流だ。
ワッフルにまつわるこんなお話
ナイキの初のスニーカーはワッフルがきっかけで誕生した!?
誰もが知るスポーツウェアブランド「NIKE」の共同創設者であるビル・バウワーマンは、とある日の朝、妻が朝食にワッフルを作るのを眺めていた。ワッフルメーカーにふと目をやると、彼はすぐに「ワッフルの格子状の形状は、アスレチックスニーカーのソールにぴったりだ!」とアイデアが浮かんだのだ。
そして彼は実際のワッフルアイロンを使って最初のスニーカーを作った。もちろん、このワッフルメーカーは台無しになってしまったのだけれど。その後何度も改良され、1974年「ワッフルトレーナー」が誕生し、NIKEの爆発的な成長を後押ししたと言われている。
Le Petit Déjeuner
老舗ブリュッセル・ワッフルを味わうならここ!
モーニングからディナーまで営業しているLe Petit Déjeunerではベルギーワッフルとエッグベネディクトで有名なレストランだ。ベルギーの伝統に沿ったレシピで作られるこだわりの詰まったフードを求めて、お店は幅広い年齢層のお客で賑わっている。軽い触感で上品な味わいのワッフルをぜひ試してみては?
petitdejeuner.ca
Pastel Creperie & Dessert House
あつあつ!フワフワのブリュッセル・ワッフルで幸せなカフェタイムを
クレープとワッフルがおすすめのこちらのお店で出されるワッフルは、なんと言っても魅力は出来立てであること。あつあつなワッフルに冷たいアイスとフルーツでいただくなんて最高の組み合わせ。お店では100種類以上のメニューから選ぶことができる。
5417 Yonge St
Marvelous by Fred
ひとあじ違うワッフルも試してみる?
オープンキッチンで作られるベーカリーやパティスリーは、いつも出来立てがショーケースに並んでいる。フランスを本店とし、東京を始め世界に25店舗以上を展開する大人気のお店だ。こちらのワッフルは、“ゴーフル“と称されブリオッシュ生地で作られ、伝統的なワッフルアイロンを用いてプレスして作られている。お店にはバニラと、ラム酒のフレーバーが香るヴェルジョワーズの2種類がある。極薄ワッフル生地は思いのほかしっとりしていて、柔らか。筆者はバニラをいただいたのだが、バニラの甘さと生地の甘さがちょうどよくとっても美味。
見た目も楽しめる可愛らしいメルヴェイユ
お店の看板商品でもあるメルヴェイユは、見た目にも可愛らしい大人気のスイーツ。フワッと軽いメレンゲにコーティングされたクリームの上には細かくスライスされたチョコレートがたっぷり。とても柔らかく軽い食感が特徴。おみやげにも喜ばれること間違いなし!
1985年にベルギーで生まれたメルヴェイユは、メレンゲクッキーにクリームやチョコレートを削りふりかけた軽い食感のケーキだ。ケーキが生まれた当初は、購入してから10分以内に食べなければいけないほど、消費期限の短いケーキであったとか。