グーテンターク♡ドイツのお菓子|特集「ヨーロッパの伝統菓子」第一弾
ドイツといえばビールやウィンナーなどを思い浮かべる方も多いのではないだろうか?スイーツだって存在感バツグン!甘いものが大好きなドイツの皆さんは、週末に家庭でお菓子を手作りするおうちも多いのだとか。ドイツのお菓子はここトロントでも堪能することができる。少し勇気を出して食べてみたいものから、これはリピートしちゃうな~というものまで、一挙にご紹介しよう。
VICTORIAN AMBER
その意味は「ツリーケーキ」インパクト抜群のバウムクーヘン
VICTORIAN AMBERはオンタリオ州ミシサガサウスに拠点を置き、GTAとオンタリオ、ケベック、マニトバ、アルバータ等広範囲を対象に個人やイベントへ出品している。こちらで作られるバウムクーヘンは品質と風味に重点を置き、最も古いレシピと伝統に従って健康に配慮して作られている。インパクト抜群のバウムクーヘンは、外はカリカリで中はふんわり柔らか。そのままでも美味しいが、チョコレートやホイップクリームをトッピングして楽しんでみて!
@victorianamberspitcakecompany
1919年に日本に渡り、以後愛され続けているバウムクーヘンは、本場・ドイツでは「ケーキの王様」と称され、かつては裕福な人々だけがお目にかかれるケーキであった。砂糖の価格が下がった18世紀後半から19世紀初頭に広く知れ渡ったとされているが、今日、ドイツではクリスマスシーズンに食べるのが主流なのだとか。「バウムクーヘン」という言葉は「ツリーケーキ」を意味しており、スライスした断面が年輪に見えることから名づけられた。バウムクーヘンは最大25層にすることができ、通常、高さは約3~4フィートもあるというから驚きだ。ドイツの「ケーキの王様」と称されているのも頷ける!
ドイツ発!老舗の本格派チョコレートショップ
STUBBE TORONTO
ん~美味しい!ドイツのチョコレート
オーナーシェフのスタブさんは、ドイツでペストリーとチョコレート作りの技術を磨き、父親から受け継いでトロント市内でお店を始めて25年以上のベテランシェフ。何世代にもわたって受け継がれてきたStubbeファミリーのレシピで訪れるお客様を虜にするチョコレートや伝統的なお菓子を作り出している。
紹介したチョコレートバーだけでも種類は豊富で、そのほかにも見た目にも美しいボンボンショコラや遊び心溢れるチョコレートなど、様々なチョコレートやケーキがたくさん!自分へのご褒美や大事な人へのプレゼントなどにいかが?
Ritter SPORT
伝統菓子マルチパンとコラボしたドイツのチョコレート
ヨーロピアンショップ以外にも、トロントの様々なお店で見かける正方形の形が特徴のチョコレート「Ritter」。この形はポケットに入れて持ち歩いてほしい、というRitter社の狙いがあるそう。多くの種類のチョコレートが販売されているが、その中でも、TORJAはドイツの伝統菓子とコラボレーションしている「Dark Chocolate With MARZIPAN」に注目した。独特の甘くねっとりとした食感のマルチパンをビターチョコでコーティングしたもので、甘さ控えめのビターチョコがマルチパンを引き立てている。疲れて糖分がほしい時間帯にいただきたいお菓子だ。
お菓子屋さんOld Country Shopで見つけた!ドイツのお菓子
可愛らしいてんとう虫の形のMARTIPAN
なんとも可愛らしいてんとう虫の形をしたマルチパン。おもちゃかな?と思うようなお菓子だ。ドイツではお祝いとして贈られることも多いそうで、一部の地域などでは大晦日にこれを贈りあう習慣があるのだとか。
大人なしっとりケーキLiquer Cake Amaretto
こちらのリカーケーキ・アマレットは、その名の通り、アマレットというお酒を使って作られたケーキ。袋を開けた途端に広がるアマレットの香りがたまらない。しっとりとしたパウンドケーキのような食感で、一口食べると口一杯にアマレット味と香りが広がる大人のケーキだ。
355 Roncesvalles Ave
【マルチパン】 MARTIPAN
主に砂糖、蜂蜜、アーモンドを挽いたアーモンドミールをアーモンドオイルなどで練り合わせたお菓子。日本では「マジパン」や「マルチパン」と呼ばれている。
ヨーロッパや中東の多くの都市で親しまれているマルチパンだが、ドイツでは1407年にドイツの都市リューベックが飢饉に陥った際、当時のお役人がパン職人に、市の倉庫に大量に眠っているアーモンドを使って何か食べるものを作って欲しいと依頼して創らせたのが起源と伝えられている。
番外編:1936年から続くレトロなチョコレートSCHO-KA-KOLA
「SCHO-KA-KOLA」という名前のこちらの商品。一見アメかな?と思いきや、中は三角形のダークチョコレート!なんといってもビジュアルが可愛い。実はこのチョコレート、1936年の夏季オリンピックの際に記念に作られたもので、第二次世界大戦中はパイロットを意味する「アビエーター」チョコレートとして知られていたのだとか。ただのチョコレートではなく、エナジーチョコレートとも言われ、ダークチョコレート、コーラナッツ、天然カフェインで作られているそう。発売以来、パッケージがほとんど変わっていないのも歴史を感じるチョコレートだ。