トロントの本屋さん2022年6月 「食学」


こんにちは!岩崎ゆかりがお届けします今月の「トロントの本屋さん」です。
2年ぶりの対面開催となる食品見本市がトロントで5月に開催されたそうですね。それに伴い今月のトルジャさんのテーマは「食学関連」とのこと。ならばこちらも「食」縛りで早速ご紹介して行きましょう!

スポーツ小説、警察小説をメインに執筆され実写ドラマ化の作品も多数ある堂場瞬一氏が書いた初のエッセイ集『弾丸メシ』(集英社)は編集者からのゴリ押しで決まりました。必ず日帰りで食事は1時間以内、残すべからずというルールで展開される食コラムとなっています。堂場氏の取材旅行等に担当者と立ち寄る日本各地のご当地グルメだけではなく、ちょっぴり海外も登場します。著者の食にまつわる思い出や、解説も交えつつ執筆の裏側も垣間見られるボリュームたっぷりな1冊です。担当者さんとのその場の会話が頭に浮かぶようです。食べ物の感想はハードボイルドで信憑性は抜群です。堂場氏の食を辿る聖地巡礼もできそうです!(聖地巡礼:熱心なファンが、アニメ・漫画の舞台となった土地や建物などを聖地と称して訪れること。goo辞書より)

和食はユネスコ無形文化遺産に登録されていますよね。その和食には4つの特徴があるそうで、それら全て満たせそうと今回紹介するのが榊せい子著『12か月のおうち懐石 おもてなしの一汁三菜から本格茶事まで』(世界文化社)です。懐石料理は、一汁三菜を基本とし、ご飯、一汁・味噌汁、三菜・向付・煮物椀・焼物、となるそうです。また、茶道でお濃茶を食べる前の軽い料理でもあるそうですよ。6月は水無月、夏越と呼ばれ涼を感じる献立になっています。レシピは前日の下ごしらえから作る手順まで詳しく紹介されています。旬のものを食べて健康を維持しましょう!

雁屋哲、花咲アキラ著『美味しんぼ』(小学館、既刊111巻)はアニメ化、実写ドラマ化もされグルメ漫画の王道に入るのではないでしょうか?そして、アニメはYouTubeにて公式配信されています!チャンネル名は、「美味しんぼ 公式チャンネル【デジタルリマスター版】」。東西新聞文化部員、山岡士郎と栗田ゆう子は同社創立100周年記念事業の「究極のメニュー」作りに取り組んでいます。そして、ライバル紙の「至高のメニュー」の監修にはなんと絶縁状態の士郎の父・海原雄山が就くことに!親子対決もさることながら、士郎の優れた味覚や食の造詣は深く、一話終わるごとに知識が増えていくのが嬉しいですよね。

『ドラえもん探究ワールド食料とおいしさの未来』(小学館)は、学習マンガですが、専門用語も詳しく解説されており大人も楽しめる1冊となっています。私たちが日々食べている物がどこから来ているのか、また最新の農業ロボ・植物工場・フードテックについても網羅されています。章の合間にある漫画には食にまつわる「ひみつ道具」が登場します。
それではまた次号でお会いしましょう!
トロントにある日本の本屋さん Blue Tree Books
Blue Tree Books(J-town内)では、日本の本や雑誌を販売しております。話題の本はもちろんのこと、英語・その他言語のテキスト等も取り扱っています。店頭にない商品も、もちろん日本から取り寄せいたします。是非気軽にお越しください。3160 Steeles Ave E, Toronto(J-Town内)
905-415-0611
info@bluetreebooks.com
https://bluetreebooks.com/




