2月のテーマ「若者よ、元気を出せ」|トロントの本屋さん|特集「若者のすべて」
こんにちは!OCS JAPANESE BOOKSTOREからBlue Tree Booksに変わりました。今までと同様スタッフと共に一生懸命書籍をご紹介していきますね。今月号はトルジャのコラムでもお世話になります岡本裕明がお届けします。
さて、今月は「若者よ、元気を出せ」をテーマにご紹介していきましょう。
トロントまで飛び出してきた皆さんは既に元気いっぱいだと思います。でももっと何か自分自身を見極めたいと心の旅に出たい方もいらっしゃるでしょう。今回、お薦めしたいこの一冊はパウロ・コエーリョ氏の『アルケミスト 夢を旅した少年』です。
何、子供向けの本だろうって?いやいや、どんな大人が読んでも没入保証付きです。ブラジルで1994年に刊行されて以来、現在に至るまで世界で売れた冊数は3000万冊。桁が違います。『星の王子様』に並ぶ名著とされます。
今回お薦めする理由は「自分を信じて生きていく」というわかりやすい目標を誰が読んでもすっと心に響くように伝えてくれる小説だからです。子供でも大人でも、人は道に迷うもの。一体どこに向かうべきなのか。そんな時に、そっと足元を照らしてくれる物語が、アルケミストです。わずか206ページの本です。一晩で読破できちゃいます。
ココロに元気が出たらカラダも元気にしたいですね。ならばこの一冊です。
『Tarzan』(マガジンハウス社)。半袖からでも分かる程鍛え上げられた上腕二頭筋のオニイサン、レギンスを履きこなすキレイな足のオネエサマに憧れませんか?
雑誌コーナーでムキムキとしたカラダを表紙に飾るあの雑誌には女性の方はなかなか手が伸びないと思います。しかし思った以上に女性向けの内容もあるんです。
月2回発行だから、がっつり筋トレから姿勢や食事まできっとあなたに合った特集に出会えるはず!
元気の印はやっぱり内面と外見両方で攻めたいものです。これを読んで、今大流行の「PELOTON」のバイクを買って汗を流せばもう北米人ですよね。
さて、今回、最後にお届けするのは元気が出るマンガ『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴著)です。そして多分、マンガ史上に残るであろうこの大ヒット作品は一度読めば吸い込まれていきます。
突然家族が鬼に襲われ、唯一生き残った妹もかつての妹ではなくなってしまいます。妹を本来の姿に戻すため、次々と襲いかかってくる強敵たちに勇気をもって立ち向かう炭治郎と仲間たち。
どんなに絶望的な状況でも守るべき人のために何度でも立ち上がる姿を描いたこのマンガは読者にかつてない爽快感を与えます。ここで描かれる愛、友情、希望、そして予想不能で壮絶な展開にはくぎ付けになること間違いなし。
さすがニッポンのマンガ、次々と出てきますね。累計2500万部売り上げで書店でも全く発注が追い付かない状態です。
どうです、元気出ましたか?
ではまた来月、「トロントの本屋さん」でお会いしましょう。
トロントにある日本の本屋さん
Blue Tree Books
Blue Tree Books(J-town内)では、日本の本や雑誌を販売しております。話題の本はもちろんのこと、英語・その他言語のテキスト等も取り扱っています。店頭にない商品も、もちろん日本から取り寄せいたします。是非気軽にお越しください。
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