インタビュー「クイーンズ大学ヘルスサイエンス専攻・日系人学生のエマ・パターソンさん」|カナダと日本の医療制度の違い

セントマイケル病院の医師、ボビー・ヤナガワと川口保彦です。今回はヤナガワ先生と一緒に働いている日系人学生のエマ・パターソンさんをインタビューしました。
ー簡単に自己紹介をお願いします。
私はクイーンズ大学でヘルスサイエンスを専攻している1年生です。私は日系カナダ人の3世で、母が日系カナダ人、父がカナダ人です。トロントで育ち、ニューヨークで3年間過ごしました。また、日本にも何度か訪れたことがあります。日本語が第一言語で、幼少期には日本文化会館(JCCC)の池端幼稚園に通い、土曜日には日本語学校にも通っていました。
ー目標について教えてください。
私の目標は医療の道に進むことです。数年前、兄がWPW症候群(不整脈の一種)と診断されました。家族内で深刻な病気に直面するのは初めての経験で、この出来事が医療の道への決意をさらに強くしました。
ー日系のバックグラウンドがあなたの考えに影響を与えていますか?
私の祖父母は1960年代にカナダに移住し、新しい言語や文化、生活スタイルを学ぶ苦労を乗り越えました。母に強い労働倫理を教え、それが私にも受け継がれています。祖父母の姿を通じて、情熱を持って努力すればどんな目標でも達成できると学びました。
ー現在はどのような活動をしていますか?
家族が日系コミュニティーに関わっているおかげで、最近ヤナガワ先生の外来を見学させていただく機会を得ました。術後の患者さんを診察し、医師と患者の関係を間近で体験することで、私の医療の道への思いはさらに強くなりました。
ー趣味はありますか?
競泳を12年間続けています。「Age Group International(AGI)」や「オンタリオ州学校体育連盟(OFSAA)」といった大会への出場経験もあり、カナダの同年代のトップ50に2種目でランクインしました。父も大学で競泳をしており、兄は現在クイーンズ大学の競泳部のキャプテンを務めています。我が家では競泳が家族の伝統です。早朝練習や長時間訓練から、私に粘り強さ、忍耐、頑張る心、そしてチームワークの重要性を育目ました。この経験から培った競争心は私の行動力の源になっています。
ー最後に一言お願いします。
日系カナダ人は国会、ビジネス、スポーツ、芸術などあらゆる分野で貢献しています。ヤナガワ先生に刺激を受け、私も医療の道を通じて、日系カナダ人コミュニティーとカナダ全体に貢献していきたいと思います。

ボビー・ヤナガワ
トロント大学セント・マイケルズ病院心臓外科チーフ・プログラムディレクター。トロント大学医学部卒、トロント大学心臓外科、米国バージニア州イノバ・フェアファックス病院、ニューヨーク州マウントサイナイ病院でのトレーニングを経て現職。







