TORJA2023年4月号の編集後記より | 編集長のヒトモノトコロ
先日ふと思いついて海外にどのくらいいるのだろうと考えたら、今年2023年3月で20年になると分かりました。ちょっと衝撃です。
初めて海外に渡ったときに海外在住10年とか15年とか20年とかいう人と出会うたびに、変わっているなぁとかちょっと不思議な人たちだなと感じていたんですが、まさか自分がそんなに長く海外にいることになるとは夢にも思っていなかったです。
その間に子どもが生まれたり海外から海外に引っ越しをしたり、子どもが他の海外に行ったりと我が家は全員日本人ですし日本大好きですし親も日本で健在ですが、なんかどこかで日本が遠くなっているのを感じる最近です。不思議です。そんなことを考えていると、よく死について考えます。死というより死生観といった方が良いかもしれません。終活といった言葉は少しまだ先のように感じます。
日経新聞の連載に、偉人や賢人の最期を描き人生後半の生き方を考える「ゴールの流儀」というコラムがありました。編集者の視点というか企画力、タイトルにただただ脱帽です。それでもさらに不思議なのは死について考えていると生を考えることに気づきました。きっと「死」を考えることは「生きる」を考えることなんでしょう。そんなことを毎日思っていると、まだまだできることはあるし、もっと丁寧な生き方をしようと思った海外21年目の3月でした。(発行人)
先日、ヨークデールモールの「%ARABICA」に行ってきました。京都にオープンした頃から、「今度京都に行った時に訪れよう!」と思いつつ行きそびれ…その間に世界中で約150店舗に増え、ついにトロントにも上陸。オープン当初は大行列だったとのニュースを見たため、様子見していましたが、しばらく経って落ち着いたかな?とチャレンジ!結果は、注文カウンターにたどり着くまで15分、そこからコーヒーが出てくるまで30分…まだまだ大渋滞でした…(週末だったので余計に…)。店員さん曰く「木曜の朝イチが一番空いています」とのこと。待ち時間こそ長かったものの、横で待っていたフィリピン人女性2人が、ビデオコールで祖国にいる友人に「今、アラビカにいるの♪日本に行きたい!」と楽しそうに語っていたのが、なんだか嬉しく、ほっこりしました。(MGDS)
私は交換留学という形でカナダに来ましたが、ジェンダー平等が進む国を見てみたいということがカナダを選んだ理由のひとつでした。先日North York Centerにある公共図書館を訪れた際に、女子トイレの入り口のドアに「Trans Welcome」と書かれていました。日本ではちょうどLGBTの差別禁止に関する法律を成立させるか議論がされており、その中でトランスの方とトイレや浴場を共有することへの反対意見も見ていたので、カナダと日本の違いを感じざるをえませんでした。日本とカナダでは文化的な背景も異なるので一概には言えませんが、日本もすべてのセクシャリティを持つ人々が自由に暮らせる環境を整える必要があると改めて感じました。(福家)
日本へ一時帰国する前に、ヨーロッパなどを巡っています。歴史の新しいカナダと反対に、何百年、何千年の歴史を感じさせる素晴らしい遺産であふれるヨーロッパ。あまりの美しさに思わず息をのむほどです。そんな夢のような時間の中にあっても不思議といつもカナダのことが頭から離れなかったことには、自分でも驚きでした。「Canada」の文字を見かけたりカナダの地名を見つけたり、カナダのブランド店を通り過ぎたり。そのたびに嬉しくなる自分がいて、“離れているからわかる大切さ”というのか、カナダが恋しくなる瞬間がたくさんあったように思います。カナダには夏に戻る予定ですが、その時まで恋しさを募らせながら過ごそうと思います。(福島)
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