TORJA2024年5月号の編集後記より | 編集長のヒトモノトコロ

カルガリーに行ってきました。土曜日朝6時の便に乗り、月曜日の午前中に戻ってくるビジネストリップでした。到着したその足でカルガリーの大繁盛レストラングループ、金城さんのお店7店舗すべてを視察しました。まず驚くのはその価格帯。朝食はなんと5ドル。唐揚げは1つ1.5ドルから。ラーメンは6.50ドル、バブルティーは2.99ドル。衝撃です。週末は1店舗あたり1日1000人、店によっては2000人近くが利用しているお店もあるほど。実際目にした光景は大賑わい。世界にある日本人オーナーの店を見てもこれだけ繁盛している、利用されているお店はほとんどないと思います。

そして驚くのは創業者の金城さんの哲学。スタッフに求めていることは「ナンバー・ファクト・ロジック」。そして現場・ビジネスの最前線から離れた今でも、独自の経営哲学で築き上げた「原理原則」に基づき、後継者の現社長ユキコさんによって店舗運営が徹底されているのを目の当たりにしました。「成功している・繁盛している」ビジネスには必ず哲学と原理原則があるのだと勉強になりました。

翌日はバスツアーで創業者である金城さんをはじめ社長と幹部ら、そして若手日本人スタッフの皆さんと一緒にバンフ国立公園にバスツアーに連れて行ってもらいました。道中は金城さんの傍でその哲学とお店の秘密に迫るため質問攻めしていました。初めて訪れたレイクルイーズやバンフは観光気分とまではなりませんでしたが、それでも光景は美しく、金城ワールドにどっぷり浸かれたので、新鮮で充実した旅となりました。（発行人）

先月は南スペインとポルトガルに行ってきました（編集長、日本のクライアント様、お休みをいただきありがとうございました！）。両国ともシーフードが美味しいっ！Taro’s Fishの太郎さんが「ポルトガル祭り」を開催されたことには、首がもげるほど頷けます。また、スペインのタパスも、フードロスの削減になり、今の時代にも小食な私にもピッタリでした。20年前に訪れた際には苦手だった生ハム、今回美味しいと感じたのは大人になった証拠だなとしみじみ…。両国ともに気候もコスパも良くてリピ確定です！（MGDS）

息子が5歳の誕生日を迎え、1才の娘も一緒に楽しめるアンパンマンミュージアムに行ってきました。誰もが一度は聞いたことがある「アンパンマンマーチ」。今まで歌詞など気に留めたこともなかったのですが、改めて歌詞を見ると全文かなり胸アツなんです。アンパンマンがこのテーマ曲で登場した際は、溢れる涙を堪えるのに必死でした笑。「何が君の幸せ？何をして喜ぶ？分からないまま終わるそんなのはいやだ！」特に「時は早く過ぎる～光る星は消える」大人になってから聞くと胸に刺さるものがあり、自分の人生や子育てを考えさせられ、そして日々ただ慌ただしくやり過ごしている自分はちょっと落ち込みます笑。まずは「何が君の幸せ？何をして喜ぶ？」この問いにすぐに答えられるようになりたいです。（松永）

ここ数ヶ月間、胃食道逆流症に悩まされてだいぶ限られた食生活を送っています。大好きな辛いものや酸っぱいもの、赤身肉、乳製品、チョコレート、コーヒー、お酒など全て避けないといけないことになってしまい全然心が満たされていません。なんでも食べられた子供の頃、戦争を生き延びた祖父母に「食べ物を粗末にしてはだめ」と言われ育ったので食べ物への感謝はある程度ありました。ですが今では体への負担が少ない「楽しく食べられるもの」への感謝が特に深まったと実感しています。もうすぐ日本に帰ったらフードオーダーでの“substitution”の融通が利かない生活が待っていますが、試行錯誤しながら前向きに食べ物と向き合っていこうと思います。（伊藤）

今年は暖冬の影響もあり、4月中旬から下旬にかけてピークを迎えたのがトロントの桜です。思い返せば2年前、まだカナダに来て数ヶ月だった私は、カレッジの友人と一緒に桜を見にハイパークを訪れました。日本の桜を異国の地で見ることができ、とても感動したことを覚えています。その時の友人は全員自分の国に帰ってしまい、カナダに残っているのは私だけです。今年は別の友人と花見をしに公園を訪れました。桜は平均寿命が60年と言われつつもしぶとく100年以上生きることも多いですが、私もしぶとくカナダで生き残っていきたいものです。日本人的には4月はスタートの時期。人生の挑戦を続けながら、桜のように美しく咲き誇れるよう頑張りたいです！（福島）

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