世界中に広がる日本酒ブームはまだまだ継続中! | トロントの居酒屋風雲児【第30回】
ようやく春らしい天気が続くようになり、お出かけが楽しい今日この頃ですが、私は休みの日が晴れだったら息子の自転車の練習に出かける日がここ最近続いています。これからの時期は野外などでも色々なイベントがあるので、今から色々と予定を立てている方も多いかと思います。私たちも今年もいくつかのイベントに出店予定なので、今から少しづつ準備をしています。今年もどこかのイベントで皆さんとお会いできたら嬉しいです。
先日は私たちの店があるエリアParkdaleでの野外イベントあり、今年も参加させてもらいました。実は嬉しい事に私達の昨年度の売り上げが一番だったという事で、今年も誘っていただきました。ここ最近もParkdaleには続々と新しいレストランがオープンしているので、去年とは違う顔ぶれでのイベントとなりましたが、天気もまずまずで、家族も応援に駆けつけてくれて今年もいいイベントになりました。
続くイベントは5月末に開催されたカナダ最大の日本酒イベントKampai Toronto。こちらは2012年から続く日本酒をテーマにしたイベントですが、年々大きくなってきています。今年はなんと175種を超える日本酒がお目見えするということでとても大きなイベントになりました。1回目はまだ100種ほどだった事を思い返すとトロントの日本酒ブームはまだまだ続きそうですね。

この日本酒ブームはカナダだけではなく、世界中に広まっているようです。去年2017年は清酒の輸出量が前年と比べて20%ほどアップをして、数量、金額ともに8年連続で過去最高を更新しています。10年前と比べるとなんと輸出額は2倍以上伸びているというのには驚きです。輸出量を国別で見るとやはりアメリカが1位で全体の4分の1を占めています。続いて韓国、中国、台湾、香港、そして6位にカナダがランクインしています。輸出額ではカナダは7位にランクイン。アジアの国々の方が高いお酒が売れているみたいなので、輸出額では少しランクが落ちています。1リットルあたりの価格で比べるとカナダは684円との事ですが、マカオでは数量は少ないものの高額な日本酒が売れるために1リットルあたり4472円と驚くほど高額な日本酒が売れているようです。また日本酒だけでなく、ウィスキーやビールの輸出量も年々伸びていて、特にウィスキーの人気は高く、この10年で10倍以上の伸び率というのには驚きです。

アメリカに比べるとカナダはかなり酒税が高いので、輸入品である日本の酒やウィスキー、ビールなどかなり高額な値段で流通していますが、これからももっともっと種類が増えていくと嬉しいですね。まだ今後どうなるかは判りませんが、TPPが発効した場合にはカナダでももっと安価な価格で購入できるようになるのでしょうか?私達のような居酒屋ではお酒は切っても切れない関係なので、今後の価格や種類はとても気になります。これからも美味しい日本からの酒類が続々と入ってくると思いますので、その美味しい酒類にあうように私たちももっともっと美味しい料理を作っていきたいと思います。
またイベントを通して日本の良さ、日本食の良さ、そして日本人の良さを少しでも世界に広げていければ嬉しく思います。日本への旅行者も年々増加していますし、海外在住の私達から少しでも日本の良さを世界にアピールしていきたいものです。



小笠原 克 Ogasawara Masaru
日本ではファッションブランドGapでアルバイトからマネージャーまで7年間勤務、新規店の立ち上げや日本売り上げNo.1店舗での管理職を経験し、2005年にワーキングホリデーでバンクーバーに渡加。ファッション業界からの転身となるが、調理師免許保持や両親の飲食関係の仕事の影響などもあり、大人気居酒屋Guuでワークビザを取得し男前店で副店長を務める。その後2009年トロントでのFC立ち上げ総責任者に任命されトロントへ。寒い冬でも毎日行列のできる大繁盛店となり、トロントの日本食パイオニアとなる。2014年にはKinkaFamily Inc.の副社長に就任し、居酒屋の他、ラーメン、寿司、焼き鳥などのブランドを管理、2015年10月末GuuとのFC契約終了とともに独立・起業。現在は世界で皆に愛される飲食店を開業できるようにと奮闘中。





