1~2年は不安定さが予測される。長期的には人口増加などに裏打ちされた上昇基調は変わらない|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート
出典: TREB ※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

2022年7月のTREB全域・全物件タイプの総取引数は4,912件となり、昨年同月の9.339件からマイナス47.4%と半数近くまで大幅減少しました。全物件タイプの平均価格は107万4,754ドルで、2021年7月の106万1,724ドルからプラス1.2%とほぼ横ばいです。
新規リスティング数はマイナス4.1%、有効リスティング数はプラス57.6%となっています。売却までの日数は29日間と昨年同月の20日間からプラス45.0%の増加。マーケットは比較的穏やかに推移しています。この傾向は暫くの間続くかと思われます。物件タイプ別に平均価格を見てみましょう。
【物件タイプ別の平均価格】

の順に並んでいます。
昨年同月比でマイナスとなったのは戸建てのみですが、下方修正が起こる時には高価格帯物件への影響が目立って見られる事が良くありますが、これもそうだと見て間違いは無いでしょう。
TOKO’s EYE
さて、誰もが気になるのが今後のマーケットがどう動くかです。
各国政府はインフレを抑えようと政策を打ち出しています。その主な方法が政策レートを上げる事で消費そして需要の抑制を狙うわけです。住宅ローンにしても利子が高くなると返済金額が上がり、当然借りられる金額の上限が下がります。買い手の予算範囲が減るわけです。これにより買い手が減った価格帯は需要が冷え、価格下落となるのです。
例えば1Mローンで利子が2%の場合、返済額は月に4,200ドルですが、利子が5%になると、返済額は月あたり5,800ドルとなります。これは買い手の動向に大きな影響を与えます。インフレ次第で政策レートは変更しますので、これから先1~2年は不安定さが予測されていますが、長期的には人口増加などに裏打ちされた上昇基調は変わらないと思われます。





