現在の市場は「底」もしくは「それに 近いところ」にある可能性は高い!?|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート

2025年8月のTREEB全域・全物件タイプの総取引数は5,211件となり、2024年8月の5,029件からプラス2.3%の増加となりました。全物件タイプの平均価格は102万2,143ドルで、2024年同月の107万7,742ドルからマイナス5.2%の減少。2022年2月のピーク以降、2022年3月に始まったカナダ政府のレート切り上げに端を発する価格落ち込みは現在も回復を見せていません。
先行き不透明な経済状態、米国との経済摩擦そして高止まりする失業率など不安要素があるなか消費者の多くがリスクを避け守りに徹するのも自然で、市場の動きが鈍いのも当然でしょう。
新規リスティング数はプラス9.4%、有効リスティング数はプラス22.4%でした。平均売却日数は49日間と2024年8月の44日間からプラス11.4%と相変わらずスローです。
物件タイプ別に平均売却価格を見てみますと、
の順に並びました。
TOKO’s EYE
通常人気の高い市内戸建ての価格が下がっていますが、実は市内戸建てそして準戸建ての取引数は昨年同月比で2桁代の伸びを見せており、低価格を狙い買い手が動き出しているとも見えます。インフレ率は政府のターゲット以内に抑えられており、レート切り下げによる市場への刺激も期待したいところですね。
賛否はありますが、カナダ政府の不動産危機への取り組み「Build Canada Homes」も長中期で市場の安定に働くと予想されます。現在の市場が底もしくはそれに近いところにある可能性は高いと言われていますが、混迷する社会状況は何が起こるか見通すことは不可能です。落ち着いて観察しながら動きましょう。





