パンペルデュ(フレンチトースト)|うんちく好きシェフのかんたんレシピ 第33話
男性諸氏よ、いざ共に立ち上がりたまえ!!
私事で恐縮だが、母の日絡みで痛い目にあったことがある。遡ること数年前、母の日の数日前。妻は友達2人を我が家に招き、ワインを飲みながら晩ご飯を共にしていた(ちなみに僕はこれを、美女会と呼んでいる)。仕事を終え、私はこれに加わった(ちなみに妻はこれを、美男女会とは呼ばない…)。
ワインが進み、口が滑るとはこのことか。私は「妻は妻であって、母ではないので特に何もしないよ」とのたまわってしまった。これが美女たちの逆鱗に触れてしまい、総スカンを食らった。「それだから日本の男は-(怒)」「まだ子供が小さいんだからあなたが-(怒)」多勢に無勢、アッサリ白旗降参にいたった。
そんな訳で冒頭の文になるわけです。
今月は母の日に女性に捧げる!?フレンチトーストをご紹介いたします。フランスではPain perdu(パンペルデュ)と呼ばれ、失った、ダメになったパンの意です。硬くなったパンの再利用ですね。コーヒーやブラウンシュガーを使うと、味に抑揚が付きます。
男性諸氏、お互いにがんばりましょう!!「彼はperduよ」なんて美女から影口を言われないように…。
パンペルデュ(フレンチトースト)
- 全卵 1個
- 牛乳 120g
- パン(2cm幅) 8枚
- ブラウンシュガー* 20g
- シナモン 1振り
- バニラエッセンス 少々
- コーヒー 10g
*グラニュー糖でも代用可
1. パン以外の材料を全てボールに入れ、泡立て器でよく混ぜ、15分ほどパンを浸す。(途中ひっくり返えす)
2. フライパンを中火にかけ、バター(分量外)を加え、フツフツ泡立ってきたら1のパンをのせ、両面色よく焼く。(火が通ると、中心部が膨らむ)
3. 皿に盛り付けメープルシロップやバター(共に分量外)を添えて出来上がり。
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橋本渚
フレンチ、イタリアンレストランで17年以上の経験を持ち、トロントミッドタウンにて、料理教室を主催。「分かりやすく、楽しい」をモットーに、家庭でできるおもてなし料理を教える。プライベートシェフとしての活動も始める。