肩こりに効くツボ|Wellness…温故知新|あなたもプチヒーラーに!
肩こりは、首の後ろから肩甲骨にかけての筋のこわばりや、不快感、違和感、鈍痛などの不快な症状を総称したもの。程度によっては、頭痛や腕、顔の痛みを引き起こす事もあります。要因としては、精神的緊張や自律神経の影響、筋肉運動の際に主となる筋とその動きと逆に働く筋とのアンバランス、過剰使用による筋疲労などがあげられます。
①肩井 首の根元と肩先の間の真ん中を指で押すとへこむ部分です。左右それぞれにあります。
②合谷 手の甲にある親指と人差し指の間のツボです。2本の骨の合流地点で、左右どちらの手にもあります。
③曲池 左右それぞれの肘を曲げた時にできる大きなしわの端にあります。爪楊枝の頭の部分で押しても可。
肩こりになる原因 肩こりは、パソコン作業を含む長時間のデスクワークのほか、運動不足や精神的ストレスなどからくることが多いです。このようなことから肩周辺の血行が滞り、疲労物質が留まることで肩こりとなります。
姿勢に注意!
姿勢も肩のこりに影響しています。なかでも、頭の位置は大切。人の頭の重みは3kgで、それを首で支えていますが、前かがみや後ろに反り過ぎた姿勢は、首に負担をかけ、肩もこります。猫背で首を突き出すような姿勢など、普段の姿勢や動作に注意するだけで、かなり軽減されます。
予防のストレッチ
紹介したツボを押す以外にも、ストレッチも予防や改善に役立ちます。たとえば①肩を上に上げて、後ろに回しながら下す、②右の頭の側面に左手を乗せ、首を横に倒しながら伸ばす(左側面の場合は右手を添える)、③後頭部に両手をあて、首を前に倒しながら伸ばすなど。ぜひ試してみてください。
Don Suzuki
鍼灸指圧ライセンス(オンタリオ)柔道整復師ライセンス(日本)保持者1990年ワーキングホリデーにて渡加。1992年ヤング&エグリントンにTokyo Shiatsu & Acupuncture Clinic開院。現在はヤング&エグリントン、ビーチズ、ソーンヒルに3院を展開。予防医療、地域医療の普及に取り組む。カナダ連邦公認のNPO法人The Japanese Shiatsu & Holistic medicine, Society of Canada代表。日本、カナダ、世界規模でのホリスティク医療の普及に資財を投じ精力的に活動中。