冷え性に効くツボ|Wellness…温故知新|あなたもプチヒーラーに!
全身が冷えたり、体温自体は普通なのに手や足など部分的に冷たさを感じるのが、冷え性です。原因は自律神経の失調などから血管や運動神経の働きが鈍る、循環障害や内分泌異常です。「冷えは万病のもと」と言われるように、その程度の差はあれ、さまざまな疾患で現れます。
①三陰交(さんいんこう)
内側のくるぶしから指幅4本分(7~8センチ)上の、すねの骨の後ろのくぼみにあります。足をつかむように親指を立てて押します。
②太谿(たいけい)
足の内くるぶしのすぐ後ろにある、くぼんでいるところです。足の冷えや生理痛から来るお腹と腰の冷えにも効きます。
③湧泉(ゆうせん)
足裏の親指の根元でふくらんでいるところのすぐ下。5本の指を内側に曲げると現れるくぼんだところです。疲労回復にも効果があります。
冷え性が長引くと不妊症や肩こりに
冷え性の人は貧血や生理痛、消化不良などがおこりやすく、冷え性が長く続くと腹部や腰が冷えて、不妊症や不感症を招くことがあるうえ、慢性的な肩こりや腰痛の原因にもなります。
体内の冷えにご用心
体の表面が冷たいのは、体の中が冷えている証拠。また手足の冷えや体が冷えている感覚が無くても、体の中が冷えている場合もあります。内臓が冷えると代謝が悪くなり、免疫が落ちて深刻な病気になる恐れも出てきます。
冬だけでなく通年体を温めよう
五本指ソックスや腹巻、湯たんぽなどで足・腰・お腹・首を温めたり、指先を揉むようにしましょう。また、38~39°Cのお風呂に10~30分浸かるほか、洗面器などに42~45°Cのお湯を張った足湯もおすすめです。
Don Suzuki
鍼灸指圧ライセンス(オンタリオ)柔道整復師ライセンス(日本)保持者1990年ワーキングホリデーにて渡加。1992年ヤング&エグリントンにTokyo Shiatsu & Acupuncture Clinic開院。現在はヤング&エグリントン、ビーチズ、ソーンヒルに3院を展開。予防医療、地域医療の普及に取り組む。カナダ連邦公認のNPO法人The Japanese Shiatsu & Holistic medicine, Society of Canada代表。日本、カナダ、世界規模でのホリスティク医療の普及に資財を投じ精力的に活動中。