金メダルを取るコツ④|オリンピック選手もサポートするカナダ公認マッサージ・セラピストが教える身体と健康【第82回】
長い歴史のあるヨガが体に悪いとは思いませんが、インドのGuruのレッスンを受けられるレベルの体のコンディショニングが出来ていなければ、体に大きな負担がかかるかも知れません。
同様のストーリーとして、「週に3〜4回ジムに通ってエクササイズ&ストレッチをしているが、膝や腰の痛みが酷くなってきた」、「アスリートとして毎日厳しい練習をしているが、伸び悩んでいる」、「バレエの先生に、毎回姿勢が悪い、腕の動きが小さいと注意されるが、なかなか治らない」などがありますが、どれも有名ヨガインストラクターのケースと同じ問題に陥っている可能性があります。
問題点1
目指している動きをするための体が出来ていない。
例えば、バレリーナが腕が上がっていないと先生に怒られて、まず考えるべきは、①要求されたテクニックが出来ない問題か?(練習不足・理解不足)、②そもそも腕の動きの元となる肩関節の動きがわるい問題か?の判断です。
毎回怒られるのは②のケースが多いのですが、多くの人が①の対策として肩関節が動いていないのに無理矢理腕を上げようとして上半身を、バレない程度に動かして誤魔化す様な結果になります。
この延長線上に、腕の使い方が良くなることは無いと思われ、永遠に無意味な努力をすることになります。始めに②の問題点であると判断すれば防げる問題です。
問題点2
問題点1を判断出来ない。
長い間注意される場合、テクニックの問題ではなく、基本動作を妨げる問題点が体に存在すると思われます。もう少し具体的に判断方法を説明すると、
鏡に写して肩の動きと連動して肩甲骨も動いているかを確認するのは簡単な判断方法です。
実際には、この様な判断をせずに毎回先生に怒られながら緊張して練習を続け、体に力が入って逆に関節の動きを妨げてしまいます。
細かく言うと、肩の動きは肩関節と肩甲骨の2つの連動した動きなので、肩関節だけで無く肩甲骨周りの緊張を取り除く事も大切です。これが巷で言う「肩甲骨剥がし」が必要な理由です。一言に肩甲骨剥がしと言っても色々な方向にいくつもの筋肉が付着している肩甲骨を剥がすのはYouTubeで見るほど簡単ではありません。
①肩甲骨の周りの3辺をセルフマッサージやストレッチする基本的アプローチに加えて、②脇の下からアクセスできる肩甲骨と肋骨の間の隙間に指を入れて裏側を直接緩めるアドバンスクラスのアプローチで肩甲骨をリリースする事により、やっと肩甲骨がスムーズに動いて肩の動きが軽く大きくなります。
この方法はアプローチするポジションを確実に理解して的確な刺激を加えれば、その場で肩の動きが改善されるのを実感できますが、チョットしたコツがあります。
文章で表現すると難解なイメージですが、体を使って専門家に説明して貰えば簡単に理解できます。
この様に、問題点を見極めるには最低限の知識とコツを理解する必要があります。
問題点3
一番厄介な問題ですが…。①毎日努力すれば良い結果が出ると信じている。②コーチの言うことに従っているから大丈夫と思い込んでいる。
昔からの常識にも多くの間違いがある事がわかってきました。基本的に一ヶ月程度取り組んで良い結果がでない場合は、方向性が間違っている可能性があります。今回ご説明した様に、体の動きなどを軸に考え直してみると良いと思います。
コーチも各選手のバックグラウンドを理解して指導しているとは限りません。自分に合わない方法をとると結果的に多くの時間を失うことになります。通常トップレベルで争う期間は2〜3年であることから致命傷になりかねません。
この様なケースを過去25年間多く見てきたので、出来るだけ内容を説明して本人に理解してもらうコンディショニング方法を推奨しています。
金メダルを獲るコツ
シリーズのまとめは、毎回同じ様になってしまいますが、最終的には本人が自分の体を十分に理解して自分流のコンディショニングをした上で日々の練習に取り組むのが金メダルへの近道だと思います。それが本人の持つパフォーマンスを最大限に引き出す方法だからです。
これはアスリートに限らず全ての患者さんに共通するコンセプトで、痛みなど患者さんの訴えに対応するだけでなく、Flow Clinicでは痛みの原因となる問題点の見極めや説明、根本的なセルフケアをセットでトリートメントを提供しております。

カナダ公認マッサージセラピスト 青嶋 正
日本オリンピック協会/日本スケート連盟強化スタッフ/トレーナー
720 Spadina Ave. Suite 507 スパダイナ駅徒歩2分
電話 テキスト 647-828-0700
tadshiatsu@gmail.comテキスト、E メールでのご予約をおすすめします。





