トロントの本屋さん2023年12月『とんでもないお菓子作り』『君たちはどう生きるか』『新装版 英訳付き 折り紙コレクション』


2023年最後の今月号は、ホリデー・クリスマス・お正月にふさわしい本を紹介して納めたいと思います。
クリスマスと言えばケーキなので「第10回 料理レシピ本大賞 in Japan 2023 お菓子部門大賞」を受賞した江口和明著『とんでもないお菓子作り』 (ワニブックス)からご紹介していきましょう。著者が配信するYouTubeチャンネル「KAZUAKI EGUCHI / チョコレートのプロ:ショコラティエ Chocolate」で紹介されたレシピが本になったものです。絶対に失敗しない、お家でできる、をテーマにされています。本と動画、両方で作り方を確認できるのが良いですよね。新刊『もっと!とんでもないお菓子作り』が10月に出版されたので、気になる方はこちらも手に取ってみてはいかがでしょうか?「崩れない!しっとりロールケーキ」で割れないブッシュドノエルを作ってみたいですね!
今年公開となったスタジオジブリ制作『君たちはどう生きるか』は吉野源三郎の同名小説が由来となっています。カナダでは12月8日に公開予定のようです。その前に原作を読んでおくと映画との違いがはっきり分かり映画の深みを楽しめそうですね。
1937年に刊行された本作品は、今日に至るまで数回編集が加えられ複数の出版社が出版しています。現在新品で入手できるのが1982年出版の岩波文庫、2017年マガジンハウスから出版された漫画版と小説です。児童向けの書籍としては日本の歴史に残る一冊です。
中学生のコペル君こと潤一は、銀行の重役だった父を2年前に亡くし召使が多くいた邸宅から郊外のこぢんまりした家へと引っ越しました。それからは近所に住む母の弟である、叔父さんがよくたずねて来ます。
この物語は、コペル君が学校生活を送るなかで起きた出来事を叔父さんに話して、それを聞いた叔父さんがコペル君宛てに関連する社会、倫理、経済などの説明を交えて書き付けた「おじさんのノート」がついた構成となっています。
有名な実業家や役人、大学教授、医者、弁護士の子供たちが同級ですが、おうちが豆腐屋で馬鹿にされることが多い浦川君、頑固な北見君、更に裕福な水谷君と日々を過ごすコペル君が感じ気づいて学んだこと、嬉しいこと苦しいことが綴られています。
漫画版と小説、読みやすい方または両方をホリデー期間に読んでみてはいかがでしょうか。
折り紙、カナダの方やお子さんに教えられますか?私は祖母や親戚の姉が隣で折って見せてくれるのを体で覚えた口なので、用語を使いながらは難しそうです。小林一夫監修『新装版 英訳付き 折り紙コレクション』(新星出版社)は、日本語と英語の両方で折り方を説明してくれます。30の折り紙の折り方が紹介されています。切り取り線で切ってすぐに折り紙として使える柄つきの紙も付いてきます。年末年始はスマホを置いて、手を動かしてみるのもなかなか乙なものですよ。
よいお年をお迎えください。
トロントにある日本の本屋さん Blue Tree Books
Blue Tree Books(J-town内)では、日本の本や雑誌を販売しております。話題の本はもちろんのこと、英語・その他言語のテキスト等も取り扱っています。店頭にない商品も、もちろん日本から取り寄せいたします。是非気軽にお越しください。3160 Steeles Ave E, Toronto(J-Town内)
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