第8回「やってみたい」「上手くなりたい」「観てみたい」を全力応援 文=海上誠|スポーツは武器になる|J Athletics Canada

文:海上 誠 | J Athletics Canada
屋内スポーツの時期です。トロント市の公民館プログラムや、学校主導のアフタースクールが活発で、冬だからといって街のスポーツのスピードは落ちません。日照時間が限られる分、屋内の活動はむしろ加速します。
実情を少しお話すると、キッズの習い事は毎年5月頃まで屋内施設の取り合いです。同一施設が多用途化し、アイスリンクはスケートとホッケー、人工芝はサッカー・野球・ラクロス・フリスビー・アメフト・タッチラグビー など、テニスコートは今やピックルボールが主役級。先日、ノースヨークの新設コミュニティセンターのミーティングに参加し、住民の声のなかに、冬季の予約の難しさやコアタイムの貸し出しの少なさへのフラストレーションが確かにあると感じました。正直、JACも毎年同じ壁に当たります。
一方で、観るスポーツの追い風は強い。2026年は岡本選手加入でブルージェイズへの期待と昨年の躍進で一段と高まり、MLB開幕からボールパークは青く染まるのではないでしょうか。多国籍都市トロントらしく、冬季オリンピックが始まれば新しい競技との出会いが増え、知らなかった国や国旗を追いかけ世界を近くた幼少期を懐かしく感じます。
アニメ・漫画でもリアルなスポーツの観戦でも「自分もやってみたい」が確かに生まれるので、お子様がいる家庭では「一つの町に世界の4大スポーツがあるトロント」をいろんなものと掛け合わせて存分に楽しんでください。
個人的には、屋外での過ごしやすさが抜群の夏がやはり好きです。残念ながら、今回のW杯の組み合わせでサッカー日本代表がトロントに来ることはありません。でもワールドカップの熱は、この街を確実に盛り上げ、日本代表が来たら紹介するはずだったトロントの自慢とトロントの推しリストは、来加する旅行者へのガイドとして再利用します。
先日、大役を仰せつかったJCCCでのお正月会では、餅つきと獅子舞演舞、そしてキッズエリアを運営いたしました。たくさんのキッズが来てくれて、日本文化もこの遠い異国で継承されたり、体験できる場所に少しでも役に立てたことを光栄に思います。キッズエリアでは、「ワールドカップ楽しみにしてて、うちの子にもサッカーやらせたいんです」といったファミリーのキッズが、ストラックアウト(野球ボール的投げ)でビンゴをとっていました(お母さん、可能性は無限大です)。

今年も、「やってみたい」「上手くなりたい」「観てみたい」がたくさん生まれる年になると良いと思います。

J Athletics Canada
「スポーツは武器になる」をモットーに、トロントを拠点にスポーツの教育的価値を大切にしながら、多世代・多国籍が交流できる日本語スポーツコミュニティー。スポーツを通じた人づくり・地域づくりを目指し、子どもからシニアまでがレベルに応じてスポーツを楽しめる場づくりを展開中。








