買い手側の交渉が有利な状況。かなりお得なディールを掴める可能性もある!|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート

2025年4月のTREEB全域・全物件タイプの取引総数は5,601件となり、2024年同月の7,302件からマイナス23.3%と大きく減少しました。例年ならば春のマーケットは繁忙期ですが、この4月は過去30年ほどでも最低レベルとなっています。全物件タイプの平均価格は110万7,463ドルで、昨年同月の115万5,219ドルからマイナス4.1%となりました。
新規リスティング数はプラス8.1%、有効リスティング数はプラス54.0%です。在庫数の高止まりは気になるところですね。平均売却日数は33日間で昨年4月の27日間からプラス22.2%。マーケットの動きは相変わらず緩慢です。
物件タイプ別に平均売却価格を見てみますと、
の順に並びました。
TOKO’s EYE
かろうじてプラスとなったのは市内のタウンハウスのみです。市内の下げ幅が増大傾向にあるとも見え、今後も注視が必要です。GTAの住宅売買がこの30年で最低レベルにまで落ち込んでいますが、背景にはますます不透明感を増すカナダとアメリカの貿易摩擦があります。
売り手は長期の売り出し期間と増加する競合物件の数に悩まされる現状です。買い手は十分な時間と多くの選択肢を得る事になり、交渉を有利に進めやすくなっています。モーゲージレートを見ながらとなりますが、かなりお得なディールを掴める可能性もあります。一部買い手の動きは活発になると予測されますが、マーケット全体が上向きになることはないでしょう。大多数の買い手は経済状況が好転すれば動くと思われ、それまでは待ちに徹すると予想されます。





