岩手県大船渡市を襲った林野火災|東北の小さな酒蔵の復興にかける熱い想い【第152回】

日本でも今年は林野火災が相次いでします。その中でも今年最大の林野火災は、岩手県大船渡市の林野火災になります。2月末に発災しました。林野火災はアメリカのカリフォルニアなどでも大規模な火災がおきて、大変だったことは記憶に新しいと思います。
まさか私が住む岩手県でこのような大規模な林野火災になるとは想像していませんでした。
大船渡市は人口31400人の岩手では小さい方の市です。14年前の東日本大震災では大津波に襲われ、甚大な被害を受けました。その東日本大震災からやっと復興してきた時に、今回はこのような大規模な林野火災がおきました。しかも、東日本大震災の3月11日の直前で。
大船渡市の土地面積の9%が焼けたそうで、避難した人数も大規模になりました。東日本大震災で非難する事自体には理解もあるでしょうが、それでも逃げ遅れて亡くなった方も数人出ました。また、避難所生活を、東日本大震災と同じ時期にしなければいけないとなると、精神的なダメージは普通の避難の何倍もあると思われます。津波で避難し、火災で避難する。本当に精神的に辛い思いをしたと思います。
どんな理由で今回の林野火災になったかはわかりません。ただ、この火災で、自宅や田んぼ、畑に大きな被害を受けた人も多いです。さらに今回は避難した地域には消防と警察が管理して、避難後は一切入れない状態になったそうです。これは東日本大震災でも多くは無かったのですが、留守になった自宅に泥棒などが入ったため、その被害を抑えるための処置だと思います。ペットなどをそのままにして非難した方もいるそうです。本当に心配だったと思います。
東日本大震災以降、避難所の運営はとても議論をされました。その中の1つにペットの扱いがありました。岩手県でもペット可の避難所が増えたとは言われますが、危機の時に避難所を選んで避難は出来ないため、ペットを飼っている人はとても大変な決断を強いられたと思います。火災で亡くなった方々のご冥福をお祈りするとともに、大船渡の被災した方々が一日でも早く復興できるように願っています。
国はこの火災を激甚災害指定しました。これから国の予算もしっかり使いながら復興して行ってほしいです。大船渡だけこんなつらい思いをするのはあまりにも気の毒です。

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本文:南部美人 五代目蔵元 東京農業大学客員教授













